SweetDiary

2003年01月26日(日) リリイ シュシュのすべて

日本にかえったときにDVDを買って、そのままみないでここにもってかえってきました。

僕は岩井俊二さんのファンで、ほとんどぜんぶの作品をいままでみています。
好きなのはやっぱりラブレターとスワロウテイル。でも、内容としてみると両方とも普遍的なのかなとおもったりもします。

村上 龍がある本で、蓮実さんと対談し、そこで"映画にはテーマがあったほうがいい"というようなことを書いていました。そこへいくと岩井さんの映画にははっきりいって明確なテーマはない場合がおおいかな。悪く言うとタダきれいなだけの映画になってしまう可能性もひめています。しかし私は別に芸術にテーマなど必要もないし、芸術家が文化人をきどるあたりからその作品の輝きをのようなものは失われていくのではないかとすらおもっているので、村上、蓮実氏のそういった発言には別段、共感もしません。

前回みたのは4月物語でした。岩井さんの映画はどれも本当にうつくしい。でも4月物語は、本当にただ美しいだけのものだったように思います。

そして今回リリイシュシュのすべて。今見終わって、少し呆然としました。以前として映像は本当にきれい。でも内容は非常に残酷なものでした。
スワロウテイル、あと名前わすれた。。。チャラとかそのだんなさんがでているショートムービー。あの路線をこの映画は引きついているように思いました。けっしてラブレターや、花火。。。路線ではないかんじ。どちらにしても強烈な印象をもちました。

見終わった後、ネットで検索していくつかのサイトでの評価をみてみました。
事実、評価はわかれてました。

僕はどうだろう、すごい映画だとはおもいます。ただ、人にはすすめないね。。。学生だったらすすめたかもしんない。

こないだ、日本からのかえりしにSPAをかってひさしぶりに鴻上さんのエッセイでおもしろいことがあったので今度はそれでもかきたいとおもってます。


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