青空の下で 僕は大きく息を吸った。眩暈がするくらい おおきく足元はふらつくくらい おおきく「空を吸い込んでみたい」そんな衝動にかられて。空を吸い込んだら きっとちっぽけな僕の悩みより大きく育った雲が動かなくなった僕のアレの代わりに雨-なみだ-を降らせてくれるかしら。どんなに ふんばっても風が僕を 嘲笑うだけ。ちっとも動かない 青空の した僕は生き延びる。