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2002年07月17日(水) 乃亜vs瀬人 天地創造の決闘

第114話「乃亜vs瀬人 天地創造の決闘」(7月16日放映分)
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今日のお言葉
         社長 「よく聞け!乃亜! オレは生まれてこれまで、自分以外のために生きたコトなど一瞬たりともない!」

          
          聞いたとたん、自然にガッツポーズ!! そうだよ、そうじゃなきゃ社長じゃない!!
          でもなぁ………、互いの人生を否定しあうセリフのやりとりは、観ている方がツライよ(-_-;)
          乃亜くんは、「瀬人…お前の人生なんてオレの代用だったのさ!」みたいなコト言うけど、
          すでに死んでいる事実があってのセリフだけに、お姉さんはキミのために泣きました…(T_T)
          剛三郎よ…、なぜ乃亜くんの心をこの世に留めてしまったのか…。
          お前ってやつは、ほんとに最低の人間だよ…


★王様の前説★

    手札のファイブ・ゴッド・ドラゴンで勝負に出たビッグ・5だが、オレと城之内くんの結束の力はファイブ・ゴッド・ドラゴンの攻撃をも上回るぜ!
    ビッグ・5を倒し、デュエルに勝利したオレ達…、だが、本田くんの身体を取り返す間もなくビッグ・5は乃亜によって消されてしまった。
    乃亜…お前はいったい何をたくらんでいるんだ!


前説は王様でしたねぇ。てっきり今日は乃亜くんだと思ってました。
よく考えたら今日は声だけの登場…、まぁね、出ないよりはマシってことだけどさ…。

今回の演出は第45話「DMクエスト(3)−マスター・オブ・ドラゴンナイト」の鶴田さんです。
久々の登場、そしてダイナミックな演出がやはりお得意ですねぇ。
今回は広がりのある空間とか、乃亜の過去、そして社長の「未来への思い」など、時空間のバランスなどがとてもよく構成されていて、さすが物語も佳境を迎えた感じがします。
ただ、ちょっと社長の表情が濃すぎ…。愉快な仲間達は顔崩れすぎ…。
どうせなら、崩れた顔の王様が見たかったなぁ。


★本日の傾向
今日はついに乃亜くんの秘密が明かされた回なので、丹念にセリフを取りました。
だもんで、今日もセリフ抜き書き大会!(ほとんど乃亜vs海馬だけ(^_^;))


海馬ランドの中を進む社長、自動扉が開くと、そこは地下鉄の構内…。
すると暗闇の中、ベリ〜キュートな「ブルーアイズ・ホワイトドラゴン(青眼)号」が滑り込んできた。
それはまるで「デジモン・フロンティア」の世界。
ここまで似せるなら「あぼーん」とか「むふーん」とか喋べりながら青眼に登場して欲しかったけど(*^_^*)


    瀬人:ふーん、お出迎えというわけか…(青眼号に乗り込む社長)
    乃亜:ようこそ! 瀬人…。ボクの世界へキミを招待するよ…
    瀬人:乃亜…(ぽつりとつぶやく)

乃亜の部屋

愛情たっぷりにモクバを抱き寄せながら、画面に映る瀬人サマを見つめる乃亜…。
乃亜にぴたりと寄り添い、うつろな目をしたモクバも瀬人に眼をやる…
    「兄サマ…あれは誰? 兄サマによく似ている…」

モクバの様子がおかしい…。精神の後退現象が起こっているかのごとく、まるで幼子のよう…。
記憶も薄らいでいるようだ…。大切で愛しい瀬人兄サマの顔さえも思い出せないなんて…ヽ(^o^;)ノえらいこっちゃ!

そんなモクバを愛おしそうに見つめ、頭をなでる乃亜…。
もう洗脳とかの生やさしい表現じゃきかないほど、危ない雰囲気、危ない状態…。
    乃亜:もうすぐお客さんがやってくる…。ボクはもてなしの準備をしなくちゃならない。お前はここでいい子にしてるんだよ…

う〜ん、乃亜くんに愛されると精神がこんなにも無防備になってしまうのか…。
さすが鬼攻めの子! テクニックは相当すごいみたい(*^_^*)


車中の社長…、そうとうご立腹の様子。
やがて青眼号は乃亜くんの待つ、なんだか熱そうなところで停車。

    乃亜:ようこそ、瀬人!
    瀬人:貴様…モクバをどうした!
    乃亜:心配はない。僕らの運命がどこに流れ着こうとも、モクバは関係なく解放される。
    それより瀬人…美しいだろ! 生まれたばかりの原始の地球だ
    海馬コーポレーションの技術を持ってすれば、宇宙でもマグマの大地でもあらゆる世界を生み出せる!
    それを利用すれば戦争、意識革命、おそらく人類の歴史を大きく変えることも可能だろう…

    瀬人:言いたいコトがあるなら、はっきりと言ったらどうだ!
    乃亜:ボクはくやしいんだよ。これほどの技術をキミはくだらないゲームにしか使おうとしない…。瀬人…そろそろ決着をつけようじゃないか…どちらが海馬コーポレーションの総帥として相応しいかを…

    瀬人:無意味だな…
    乃亜:なんだと?
    瀬人:なぜなら…乃亜、貴様は死んでいる!
    乃亜:クッ…
    瀬人:オレはこの目で見た!
    乃亜:あの記録を見たというのか…。ふふふっ、まぁそれなら話は早い…
    そう、確かにボクの肉体はバーチャル映像さ! だがね、ここだけは(おでこをツンツン)…違うんだよ!
    見るがいい! 瀬人! あれこそ正真正銘、ボクの頭脳!(雲の中から光る玉が…(◎_◎))
    ボクの意識は、あの中に詰まっているのさ!!

    瀬人:あれが…お前の頭脳…
    乃亜:そうだ…。キミの言うとおり、ボクの肉体は確かに死んだ…。だがボクの死によってすべてははじまったんだ!

    ★乃亜くんの過去★

    ボクは海馬コーポレーションの一人息子としてこの世に生を受けた。
    ボクは生まれながらにして特別だった。なぜなら海馬コーポレーションの跡取りとして、すでに生きる道が決まっていたからね。
    父上はできる限りの人材を投入し、ボクにあらゆる英才教育をほどこした。
    勉強だけでなく、音楽、スポーツ、あらゆるジャンルにおいて将来ボクが世界の頂点に君臨する帝王にふさわしい人間となるようにね…。
    そしてボクもそんな父上の期待に応えようと一生懸命だった…。
    (窓から下界を見下ろす海馬親子…、ポーズが同じなのはご愛敬)


    そのまま順調に行けばキミもモクバも海馬コーポレーションに関わることはなかった…
    キミは人生をゲームだと言ったが、そのたとえはボクにはいささか痛烈すぎる…


    (自動車事故に遭う乃亜くん…、病院で手当をうけるが特別集中治療室の中で、すでに虫の息のようだ…)

      剛三郎:乃亜、乃亜、乃亜〜!!さぁ早く乃亜を元通りにするんだ!!
      主治医:し、しかし…(-_-;)
      剛三郎:ワシにくちごたえするのか! 何のための主治医だ!
      主治医:残念ですが、今の医学では…
      剛三郎:この藪医者め!! 貴様らなどには頼まん!!
      (ガラスを叩く剛三郎、あせり&いらだちがこちらにも伝わってくる!)


    人間の脳は微弱な電気信号で機能している…
    父上は海馬コーポレーションで開発中だった軍事オペレーション用コンピュータのA.I.にボクの記憶を変換することを思いついたのさ…
    そしてボクは新たに生を受けた。
    やがて瀬人…、キミとモクバが海馬家に引き取られてきた。
    父上はキミをボクのライバルとして育て、密かに競わせることで、ボクの更なる向上を図った。
    瀬人…キミにはもともと海馬コーポレーションを引き継ぐ資格などないのさ…

    キミにも言い分はあるだろう…
    だからこそキミがもっとも得意とするデュエルモンスターズでその勝敗を決めさせてやろうというのさ。それで負けるならキミも本望だろう?
    安心したまえ…キミの肉体はボクが譲り受ける
    キミも海馬コーポレーションのために立派に役立つというわけだ!

    ★乃亜くんの過去−おわり★

    瀬人:ふふふ、ハハハハハハ!!!!!!
    これまでのオレの苦悩、オレの努力、オレの人生のすべてはお前のためにあったと言うわけだ!

    乃亜:その通り、今、この場でボクに服従するならみじめな敗北は味あわずにすむと思うけど…


    ★瀬人サマのかっちょいいセリフ★

      ふざけるな! (乃亜くん、ちょっとビビる)
      よく聞け!乃亜! オレは生まれてこれまで自分以外のために生きたコトなど一瞬たりともない!
      オレの未来へと続く栄光のロード!それを汚すというのなら、相手が誰であろうとこの手で粉砕する!!
      (オーバーなガッツポーズがまたカッチョイイですなぁ〜(^o^))


    乃亜:瀬人…あくまで…やるんだね
    瀬人:くどいぞ!乃亜!

    乃亜:ボクは長い間、この瞬間を夢見てきたよ! さぁ、勝負だ瀬人!

    このセリフ、なんだか意味深で気になります。
    剛三郎が死んでから乃亜くんはずっと一人でこのチャンスを待っていたんでしょう。
    あんな深海に身を潜めながら…。
    乃亜くんは社長と同じで「友達が欲しいよぉ〜」とパズルの妖精にお願いするようなタマではないようですが、焦燥感や嫉妬心などで、その精神がだいぶ病んでいることは想像に難くないです。
    臨死体験もしている乃亜くんと死の体感を経験したことのある社長…、そして舞台は生命を生み出す天地創造の空間…。
    生と死が交差する、壮大なデュエル…になるのかなぁ(*^_^*)


■覚え書き

    社長のデッキマスター「カイザーシーホース」
    乃亜くんのデッキは自称「天地創造のデッキ」


★乃亜くん語録
    ボクが創る理想郷にそんな邪悪なモンスターはふさわしくない!
    悪魔は混沌の闇へと帰るがいい。(気分は神サマ)

    さぁ、どうした瀬人…、キミの自慢のパワーデッキはこんなものか?
    本気を出さないとすぐに勝負はついてしまうよ…
    それとも、すでに本気を出しているのかな!?(言葉責め…、乃亜くんらしいセリフ。エロっぽく感じるのは私だけかなぁ(*^_^*))

    邪悪な悪魔族でボクの聖地を汚そうなどと…

    「大洪水のカードを出す時の決めセリフ」
    大地に邪悪なるモノ現れし時、神は地表をすべて洗い流したという…」


■表くんのご意見
    乃亜も海馬くんも基本はより強力なパワーデッキ!
    このデュエル…弱気になったら負ける…

    つっこみたくはないけど、そんな心配は無用でしょう。
    この二人の辞書に「弱気」という言葉はないと思うから(*^_^*)


★社長語録
    乃亜、貴様が世界の創造主を気取ろうというのなら、オレはお前の世界に君臨してやる!!

    「攻め」らしい言葉ですねぇ。王様〜、聞いてますか!


ああ、語り尽くせぬこの回…、個人的には言いたいことがまだあるんだけど…。
もう字数多すぎ、とりあえず退却!ε=ε=┏( ・_・)┛


作画監督=原 憲一
脚本=吉田 伸
絵コンテ=辻 初樹
演出=鶴田 寛作


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