毎日毎日残業で。
無意識にオフライン気味な感じ。
目がチカチカして、真っ赤になってしまった。
仕事は好きだけど、かなり身も心も痛んできた。
一山超えれば仕事は無いみたいで、どうなることやら。
時間は無くても、心に何かを感じてないと荒んでくる。
映画を見たり音楽を聴いたりと色々とあるけど、
通勤電車で読む本は大切。
書店を覗くと相変わらず純愛ブームで。
純愛って何ですか?
恋愛って不純な動機から始まるんじゃないの?
そう思うのは自分だけではないはず。
今日読み終わったのは、水の時計(初野 晴)
久しぶりに、本を読んで涙が出た。
下界のリアルな社会問題と、山の中腹にある幻想的な廃病院。
そこに存在する生きる事も死ぬ事も出来ない脳死状態の少女。
月夜の晩だけ機械を通じて発信される彼女の声。
彼女の望むまま、彼女の角膜、腎臓、ひとつひとつ大切に、必要としている人に臓器を運ぶ主人公。
自分の体のパーツを与える事で、必要とされる喜びを得る少女。
与える自由と与えない自由。
貰う自由と貰わない自由。
主人公を取り巻く環境。
主人公と少女の関係。
オスカー・ワイルドの『幸福の王子』ではじまるこの物語は、自分の中で殿堂入りした。
BGM 『fate』 by L'Arc〜en〜Ciel
...