たまの日々

2002年09月20日(金) でも

ごめん。

突然やってきた。
もう今は無い、
ただ鮮烈すぎる過去のフラッシュバック。
だれにも上手く伝えられない。
もちろん理解なんかしてもらえない、
強烈な恐怖。
ノイズが大きくなる。
心拍数が上がる。
歯を食いしばる。
泣き声を押し殺す。
だから秋は嫌い。
カンペキに戸締りして、
毛布に包まって震えているしかできない。

SOSを出していいよと、
言ってくれるの解ってるけど、
忙しそうだから、
こんなことで気をそがせたくないから。
どうにもならないって、判ってるから。
でも本当は、
そんな理由でもどんな理由でも、
期待して、
裏切られるのが怖いから。

怖さで指が緊張して上手く動かない。
昔、こういうとき、
震えながら膝を抱えてうずくまって、
自分の手首を自分で握り締めすぎて、
左手が青ざめたことがあった。
それを思えば大丈夫。
ゆっくりだけど、
まだ自分をコントロールできる。



少し落ち着いた。
ごめん。
自分でも、おかしいと思う。
過去は、過去でしかなくて、
あんなこと、
いまは起こるはずなくて、
しかもその頃は、
そんなこと恐れもせずひとりで戦ってきたのに。
うまく切り抜けてこれたのに。
もう5年も前のことで、
思い出さない日々がずっと続いていたのに。

どこかにいきたい。
でもどこにもいけない。
嘘。
きっとみんなやさしくしてくれる。
けれど甘えられない。
甘えちゃいけない。
巻き込んじゃいけない。
それ以上に、
そこは私の場所じゃない。
そこは私の場所じゃないから。

でも。
だから。
本当は、
こうやって書かないことのほうがラク。
気付いてもらえなくて、
我慢して、我慢し切れなくて、
暴れまくるほうがラク。
信じてもらえないよりは。
でも、
こういうこともあるって、
耐えようとしてる、振り切ろうとしてる。
でも逃げ切れないでいること、
知ってほしいから、
怖いけど、勇気を出して。


でも。



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