まいにち、 今日は書こう、 今日からは毎日書こうと思いながら、 公園を抜けて電車に乗る。 雨の日の冷たい空気も晴れの日の若い月も、 伝えたいことはたくさんある。 あたりまえのように、 日常のように、 話したいことはとめどなくあふれる。
それでも、 そんな話をする時間はないから、 せめてこうして日記を書く事で、 つながっていられたらいいと思う。
ちいさな抵抗
なぜ毎日私は日記を書かないのだろう。 どうにもいかなくなったときだけ、 吐き出される気持ちの受け皿になるのなんか、 誰だって嫌なものなのに。
片方が行きどまりだからって、 もう一方に逃げるなんて卑怯だ。 私には、 延々逃げ続ける程のエネルギーはないくせに。
ちいさな抵抗は甘えだ。 希望の光だ。 私には、 もう逃げ路は一本しかない
もう他は逃げ路にしない、 その勇気を持たなくては日記は書いてはいけないと思う。
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