
どうなっているの? こうなっているの
せいら
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| 2009年02月06日(金) ■ |
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| てやんでぇの語り |
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自分的メモに読んだ本を簡単に感想を書こうと思う。
久しぶりに大興奮するようなBL本を読んだ!(笑) 相変わらず月10〜15冊ぐらいは読んでいるんですが、最近はいいと思った本しか読んでないので結構あたりが多い。 それでも、何度も読みたくなるような素晴らしい本にはそれほど当たらないかも。
今回剛しいらさんの本を読んだ。 この人の作品は大量にありすぎてどこから手を出していいかわからなかったから好きなジャンルの兄弟物に手を出してみた! 「顔のない男」ってシリーズなんだけど、これが非常に面白かった。 兄弟設定といっても役柄での兄弟なんだけど、この兄弟がメロメロのエロエロで読んでて「これぞ理想的兄弟BL!!」とガッツポーズをだしたくなるようでした。 まぁ、あくまで役柄での兄弟なんで、2冊目からは役者同士の話になるけど。 でも攻めのキャラクターがすっごく不思議ちゃんで2,3冊目も楽しく読めました。
もう一作が、これぞ神本と思うほど良かった。 「座布団」「花扇」と2冊でてる落語家のお話。 これは、正直なんでBLとして出ちゃったんだろうって思っちゃうぐらいいい話だった。 BL読んでてこれ最高に面白いなって思う本は2種類あって、あくまでBLとして最高だなぁって思う本とBLレーベルに出すには勿体無いぐらいいい本がある。 たとえば、私的には前者は和泉桂さんの「清澗寺シリーズ」とか英田サキさんの「エスシリーズ」。んで、後者は木原音瀬さんの「秘密」や榎田尤利さんの「魚住君シリーズ」とか。この二つの違いは何かといえば、単純にBL好きじゃない人にも薦めたくなり、また挿絵などなくても充分楽しめるってのが後者。 でもこの落語家シリーズはたくさんの人に読んで感動してもらいたい!!とは思うけど、なぜか一般にすすめずらい。というのも初助師匠があまりにも魔性過ぎるから(笑) 40代の中年親父受けにこんなにも熱くなる日がくるなんて思いもしなかったよ。ママン。
スラダンがバスケルール知らなくても面白いように、おおぶりが野球ルールしらなくても面白いように、この落語家シリーズも落語がしらなくてもとても楽しめた。いや、むしろ、落語自体に興味をもったよ。一度寄席にいってみたい。わぁお、私をこんな気持ちにさせるなんて凄い作品だ!
あらすじとか書くの苦手なんでアマゾンから拝借しますが、話はこんな感じ。
師匠・山九亭初助の死を知らされた森野要こと山九亭感謝。その胸の内に、一枚の座布団の上で常に話芸の極みを目指し別世界を繰り広げ続けた誇り高い落語家への想いが去来する…。噺家は一生涯の全てを自分の芸の肥やしにするものだと、学ばせてくれたのも師匠だった。たとえそれが情愛でも、別れでも…。
初助師匠の魅力はもちろんだけど、おっちょこちょいではちゃめちゃの要が主役ってことで、この話はさらに面白くなってるんだと思う。 座布団だけ読んでも楽しめたけど、初助師匠の謎にせまる花扇を読んだ後は暫く放心しちゃったね(笑)孤独で芸を磨く事に人生をかけた師匠の素の姿をみたというか。奥がとても深かった。
この話し、CD化するらしいんですけど、一体どこの誰か初助師匠をやるんでしょうか!? 師匠の落語が聞ける日が来るなんて、まじで嬉しいよ。 しかし、声優が思いつかない。一体誰になるんだろう。 イメージ的には千葉進歩さんとか凛とした美声がいいと思うけど、芸達者っていったら神谷さんとかだけど、もともと噂じゃ塩沢さんがイメージとかいうし、それなら低音美声の人になるのかしら。 うーん。解らない。まったく解らない。
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