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2009年02月09日(月)
雨が振ったら最悪だ

最近あたりが多いみたいなことを先日書いたばかりですが、
やっぱはずれも多いかも(笑)
先月読んだやつですが、まぁ、つっこみたい話が結構あったなぁ、と。


恋獄の囚人/バーバラ片桐
きました、BLファンタジー刑務所物!!BLACKだし、濃いのを期待してたけど、エロはまぁ結構濃かったけど、話の内容は薄かったです。
設定とかはいいと思うんですけど、なんか薄っぺらいんですよ。まぁ、バーバラさんの作品ってそういうの多いけど。あ、毒はいちゃいました。
展開が突然すぎて意味がわかりませんでした。
とくに強姦から始まった二人の関係が気がついたらすっごいバカップルに。攻めは美人さんの受けに一目惚れして強姦しちゃったんですかね?そして、強姦しながらも受けをいたわり、そんなで受けも攻めを好きになっちゃって・・・と。う〜む、微妙。
この辺のやりとりがもう少し丁寧に書かれてると良かったですね。
最初は毛を逆げまくってた受けが恋愛におちいった途端、攻めが何をしても可愛いだの愛しいだの。砂はいちゃうよ。もう。

攻めのディンゴはもともとはお坊ちゃまらしいですが、まったくそう見えなかった。いくら記憶がなくてもそうも性格って変わらないんじゃ?気品っていうのがみえなかったですね〜。そして、名前もなんでディンゴなの?ディンゴってただのオーストラリアの野犬ですよ。犬!!全然この名前からカッコよさは出てこないし、孤高の人ってイメージもないんですがねぇ。

あと、続編のディンゴ救助編は酷かった。え?ほんとにこれでいいの?とか思っちゃいました。第一にタイトルがおかしい。なんで恋獄の愛人なんですかね?恋人でしょ。立場的に将来結婚しなくちゃいけないから、受けの立場は愛人ってことなのかしら。それにしたっておかしい

文句言うなら読むな、と言われそうな感想になっちゃったけど、バーバラさんは文体自体は読みやすくサラサラ読めました。私的に当たりハズレが多い作家ですけどこれはハズレでしたね。文庫なのに710円もするし・・


エンジェルヒート/西野花
表紙から3Pですが、中もとっても3P(笑)
うーん、あとがきにもあったけど、とにかくエロばかりでした。どのページ開いてもエロ!
受けの子がとあるクラブに潜入してエンジェルヒートという麻薬の情報をとってくるというバイトをするんだけど、もちろんその組織に捕まってそのまま性奴隷されちゃうって話。
相手がキモイデブデブおっさんとかじゃないとこがBLファンタジーだね。
相手の男、2人(異母兄弟)はタイプの違うイケメン。ワイルド系美形とインテリ美形で、そいつらに散々可愛がられちゃって・・・。最初は麻薬を使ってだけどそのうち、それがなくてもイケイケ淫乱にされちゃってさー。一応レイプのはずなんだけど攻め二人がカッコよくて虐めるっていってもとにかくエッチなんで。性奴隷といってもなんか受けは何時も気持ちよさそうで痛くはなかったですよ。(笑)喋る言葉より喘いでる間の方が多かったな。
最終的にもハッピーエンドで、これぞまさにBLファンタジーだな、って思いました。

獣夏/吉田珠姫
兄弟物。それも実兄弟!弟×兄。でも序盤は互いに他の恋人ありですが・・・。
吉田さんの作品ってギャグとシリアスでガラッとイメージ変わりますね。
これは兄視点で書かれてて、結構シリアスだった。
兄は弟を想っていたけど実の兄弟ってことで家をでて恋人を作ってるんだけど、たまたま実家に帰った時によったその手のお店で恋人をつれてる弟を偶然再会!弟の相手が自分に似てるとわかり戸惑う兄!!弟はツンデレ系で兄貴が好きだけど、兄貴が家出て行ったことに怒りツンツンしてて可愛かった。こういうツンデレ攻めもいいなぁ。
兄貴はグルグル考えちゃってて、早く素直になりたまえーって何度おもった事か。
正直、兄の恋人は最後には嫌な奴になっちゃってたけど、こいつが一番の被害者でいい奴だったと思うよ。大学時代から付き合って大事に大事にしてた恋人が、実は自分は身代わりだったとわかり、そんでもって自分から離れようとするんだもん。
兄弟ホモ好きだけど、この恋人の事を考えると兄弟万歳とは言い切れなかった。
終り方とか悪くないけど、ちょっとひっかかるとこがあったかなぁ〜と。


花陰の囚人たち/沙野風結子
花シリーズ第三弾!全作品の中国マフィアカポーがでてきます。敵側として。
主役の受けは第一弾に出てきた教師(攻め)の刑事兄貴。そいえば、ちょこっとそっちにも出てきてた。
攻めは受けの憧れの一匹狼系刑事。もちろんクールなイケメン。
話としては、前作と同じくとくに惹かれるものもなく。一応続編だし読んだって感じだった。
エロの濃度もそれほどでなく。
零飛に捕まってしまった二人が零飛が見てる前でエッチしなくちゃいけないっていうのがちょっと変わってる感じだけど、それを子どもにも見せるってのはちょっとなぁ。
受けはしっかりしてるわりにはちょいボケてて読んでいくうちにこういうキャラだったのかぁ〜って可愛かったかな。


花の堕ちる夜/沙野風結子
「廻り花を揺らす指」のスピンオフ作品。
舞台は日本から中国へ。受け攻めに日系がいないのってちょっと珍しいねBLでは。
具体的に定番というか、これといって惹かれるものもなかったけど、つまらないと思うほど酷くもなかった。
ただ受けが今後闇世界に生きるっていうのはちょっとおかしいかなぁ〜とは思う。でも唯一の肉親だった妹の死より、今ある愛の方が大切と思うほどの気持ちって凄いのかもしれない。
零飛は受けだと思ってたのに攻めでちょっとびっくり。

輝血様と巫女/沙野風結子
新年早々巫女さん話続き。
沙野さんの作品でBLACKからの発売だから凄いの期待してたけど、リンクスの蛇シリーズの方が凄いと思う。これはまぁ、悪くないけど、エロもあんま濃くない。多分受けがやたらとやんちゃボーイだからだな。
でも、壁に描かれてる絵とかどのように輝血様を慰める方法とか載ってる本とか沙野さんらしいというか・・・。ちょっと笑った。
神様との触手エッチありました。なんかノリがコミケ三日目・・・(笑)
イラストは高階 佑さん。相変わらず綺麗なイラストです。


鎮守の杜の虜囚/西野花
始めて読んだ作者さんかも。
花丸文庫BLACKってぐらいだから黒いだろうと思ったら本命攻め以外のおっさん達にやられてたりと結構ハード。私は好きですが、1棒1穴好きの人にはアウトだろうな。
受けの巫子さんが美人で凛としててクールビューティだけど淫乱なのが良かった(笑)
ただやってるだけじゃなくてストーリーもしっかりしてて楽しめました。ラストが結構良いです。