いぬの日記
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| 2004年11月23日(火) |
噂のハンサムさんと会いました |
朝ミーティングから帰ってきて、夕べ書いた日記(下の感想)のテンションがこわくなってきました。 修正するにも今はどーにも頭が回らないので、昼まで寝ます。 咳のしすぎで頭が痛みます。
*ジブリの新作感想。 *叫んでますがうっかりネタばれしてるかもしれないのでご注意。
月曜日にレイトショー観にいきました。たくさん人がいました。
一目で奪われてしまった。 何かとても大事なものを。
そんなものを、自分が持っていたなんて今でも信じられないけれど。 あなたを目にした時の喪失感と、身体中を駆け巡る新しい血の感触が忘れられない。
一目で惚れた。
ハウル。
やばいカッコイイ。
カッコイイよハウル。
これが美形というものかハウル。
見た目で惚れたよハウル。
立ち居振る舞いが全て「カッコイイ」って言ってる。
ジブリ渾身の力で送る「美形な男」。
やばいハウルかっこいいよ。 美形にはあまりよろめかない私が必死で映画館の肘掛を掴んでヨロヨロしてたよ。
私も、木村某の声は気にならなかったです。 自分は人の声が中々覚えられないらしく、吹き替え聞いてても全然木村某の顔が浮かびません。 一緒に行った人は始終ヤツの顔が浮かんで困ったと言ってたのに。 耳が良くないんだと思います。 (まあいいや不便はないし。声優さんは全然覚えられないけどな!) でも、若いころのソフィーの声があまりに老けてるのが気になりました。 外見の変化に合わせるのは難しいだろうけど、それでもやっぱり若い声にして欲しかったです。 あの声の若い娘はないだろう、と思ってしまい、冒頭シーンから気になって入り込めなかったのですよ。 お芝居が上手いのは非常に結構なんだですけどね。 NACSメンバーは大泉さんしか分かんなかったです。
一緒に行った人も、隣のカップルも劇場が明るくなった瞬間「ワケわかんない。なにこれ」って感じのこと言ってました。 それはそれで、なるほどって感じです。 行間を読め!と言わんばかりで、ちょっと観客の想像力に頼りすぎだと思いました。 場面場面がバラバラとつながっているみたいで、彼らが何をする物語なのか分かりません。
でもすっげー楽しかった。
これはつまりアレだね、恋の物語なんだね!!!!
恋の痛みを感じました。(一方的に)
世間でなんて評価されるか分かりませんが。 (そして私には見る目はありませんが) たとえば、「耳をすませば」では、恋の喜びしか描いていなかった気がします。 「千と千尋」では、淡い恋のようなもので、恋とは気づかぬうちに成長の過程として紛れてしまいます。
傷つけられたわけでもないのに、切なく痛むのは胸の奥の、まだ誰も触れたことがない部分。 柔らかく熱く、小鳥のように息を潜めている。 初めての恋の痛みに、そっと身を震わせながら。
ごめんなさい突っ走ってて。 気持ち悪い日記ですみません。ほんとすみません。 もう一回観にいきたいなあ。 また、ハウルに会いたいです。
茜さん2回目行く時私も誘ってください。
今作のジブリの情熱傾けどころは ・ハウルの美形っぷり(姿形だけでなく、仕草や立ち居振る舞いも含めて) ・動く城 だと思いました。 あの城が何気に凄くて、本当に動いてるのが楽しかったです。 風景も相変わらず美しくて、いつか夢で見たことがあるような綺麗な景色でした。 ああいうものが表現できるのだから、アニメって素晴らしいです。 軍艦の醜さやグロテスクさは、宮崎氏の戦争を憎む気持ちの表れでしょうか。
あ、あと若いソフィーの見た目がジャスト好み!!好き!!! 今までのジブリヒロインの中で一番好きかも。 あの意思の強そうな太い眉とか、情のこわそうなきりりとした口元とか。
人面鳥ハウルは、クラバート(プロイスラーの児童文学)に似てると思いました。 あれも若い魔法使いの恋の話です。 暗い色調の物語だけど、とても好きなのです。 クラバートがハウルみたいな美形だったらどうしよう・・・! もう一回読んだら変換しながら読めるかもしれない・・・。
原作読んでみたいのですが(結構変えられているらしいし)、図書館ではきっと今時期予約待ちですね・・・。
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