ぶつ草



行ってきました。

 東亜悲恋。



 日本と韓国のお話しなんですけどね。

感想なんかは「TRASH2」で書こうと思っていますが、なんかね、こう、きゅーっ、って胸が痛かったです。日本における差別とか。韓国における日本に関する教育とか。



 高校の修学旅行は韓国でした。一年間姉妹校関係の現地の人と文通して、こっちから会いに行くって形で行きました。相手は凄くいい人でした。家にも招かれましたが、家族で歓迎してくれました。「日本と韓国はいろいろあったけど、これからお互いを知ればきっと双子みたいになれる。私も勉強するから貴方も勉強してね」って約束しました。

 それでも、ソウル市内の市場を見学していたとき、私は市場のおばちゃん(どっちかといえばおばあちゃんかな?)にものを投げつけられました。韓国語でまくし立てられたので、何を言っているのか分からなかったのですが、ペンパルに聞いたけど通訳してくれなかったのですが、「何で日本人がこんなところにいるんだ!」というニュアンスだけは分かりました。ペンパルに担がれて市場を脱出して、お互い「ごめんね」と誤りながら泣きました。揚げパンを並んで食べながら周りの目を気にせずに泣きました。

 たとえ私達が仲良くなっても、それだけでは済まされないことがまだまだあるんだな。

本では読んだことがあっても、実際肌で感じてそれを痛感しました。

あの時の揚げパンが油っこすぎて夜気持ち悪くなったのは今でも忘れられません。

それはパンの味じゃなく、歴史の味の様な気がしました。

 それを思い出して、お芝居の後に「三日月堂本舗」管理人・みーくんとnorikoさんにお会いしたのですが、危うく泣きそうになりました。ホントに。

2001年11月09日(金)




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