『タンポポ』を見たら猛烈にラーメンが食べたくなり、遅い時間なのに食べに行ってしまう。近所においしいラーメン屋があるのだ。背脂とか入っているらしい、さっぱりしつつも濃厚。理屈は分からなくてもうまいので良し。スープおいしいのだけど体調に自信がないのと塩気が少し強目なので全部は飲めない。店のおにーさんゴメン(と、『タンポポ』見たから余計に思ってしまう)。
伊丹監督、自殺しちゃったんだよなあ。もったいないとか惜しい才能だとか言うよりも、残された家族のこころを思うとやりきれない。決意した人を止めることは、どんな近しい人にもたぶん無理であって、だからこそ傷が癒えないと想像するからだ。 また、先日『松田優作物語』(「ヤングチャンピオン」掲載)の最終回を読んだ。ガンと闘いながら演じ、遺作となった『ブラック・レイン』は忘れられない。
監督や俳優が世を去っても、作品とそれがもたらす感動は変わらずにある。銀幕にモニターに展開する鮮やかな生の証を、今もこれからも観客は受け止め続ける。永遠(に近いもの)への憧れ。平凡に生きる自分は、何かを残せるんだろうか。
|