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◇◆◇ 2005年09月23日(金) ◆
 ◆ 30901990−15 ◇◆◇




ボクらは 同じ窓の中で 育っていた。

あれから 15年。

色んな顔が ますます 色んな顔に なっていた。


あの頃は どうしようもなく 幼くて 馴染んでなくて

阻んでるだけの 覆われた壁も 少なくて

きっと 許容量なんて ぶっ壊してるほどに

ふんわりと やわらかげに 膨らんでいた。


今となっちゃ 無駄に 膨らんでるだけの

萎み続ける 風船。


浮かび上がるための ヘリウムガスは 抜けきって

澱みきった 大気よりも さらに重い。


でも... それでも なんなんだろう...。

この 昔を懐かしむ 想い。


人を 疑うことでしか 接する事が出来ない 今日ってのを

遥かに 凌駕してしまう 純粋だった頃の 巡り逢い。


一度は 離れてしまっていたけど また 巡ってきた 貴重なる 出逢い。


新しい 新鮮な 空気とは また 一味違った

己の中だけの 澄みきった 深呼吸。


さぁ この想いを胸に また巡り来る 新たなる日々へと...。


――― 壱言 ―――
大体 君の 知っての 通りだ 頑張っちゃいるんだけれど
実際は こんな スケールの 小さな ボンクラ
中肉 中背 ガキの 頃から これといった 特技は なく
褒められも 叱られも しないで 来たんです
変わんなくちゃ 今日で 終わりに しなくちゃなぁ
毎回 誓い立てるけど 一向に 標的へと 進んでる 気が しない
腰痛と 偏頭痛 抱えてる 家庭環境も 良くは 無い
そんな ネタを 楯にして 逃げて ばかりで
この間 ヘンテコな 夢を 見た おばあちゃんが 出てきて
弱った 僕を おんぶしてくれて 悪い 奴らを やっつけた
その翌朝 仏壇に 手を 合わせて お礼を 言って
そこで 世界が クリアに 見えた
どういった 理由かは 分からない
実際 そうだったんだから それで いい

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