夏の終わりの鴨川の辺貴方の買ってくれた花火を数人の輪の中で燃やしながら私はその光に浮かび上がる貴方の横顔を見つめていた儚くも華麗な小さな命を燃え尽くす花火多種多様な色を見せ闇に咲く花火私もそんな風に一生懸命に生命を燃やせるでしょうか貴方を想うことで私の生命は光輝いているでしょうか…無邪気に遊ぶ貴方を見つめながらこの恋が花火の様に儚く終わらぬことを祈ったあの夜の貴方をあの無邪気な笑顔を私は忘れない…