月霞む 闇に輝く 桜かな 早咲きの 桜の下で 息白し 漆黒の 闇を切り裂く 夜の桜 古の 雅を語る 桜かな 麗しき 花のカーテン ゆらゆらと その儚さに 何を語るか ひっそりと 闇に佇む 気高さよ 物悲しきかな 春の夜桜 春の夢 儚き花に 思いはせ 掌に その優しさを 感じては 儚く散りて 消ゆる花びら 何想う 桜見上げる その瞳 桜―儚くも 永久の生命を 内秘めつ…