星は流れた。あの場所の輝きを見ることは二度とかなわない。星の流れたわけを知るよりも大切なこと。それはあのルビーの輝きを忘れないこと。星の流れ着く先を知る勇気のない僕に出来ることはただそれだけ。流星のかけらを探して彷徨いいつか疲れて眠る日がくるまで 朝日の昇らぬ暗闇の中で月に抱かれる。