猫の足跡
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2002年08月31日(土) |
私、がんばったのに。 |
というわけで、ぱーちーです。
まず、結論から言いましょう。許せんっ!!!!騙された!!!!
パーチーは5時からということだったのですが、せっかくT県から出てくるTちゃんと楽しもう、秋物も見たいし。と2時に有楽町で待ち合わせました。
会うなりTちゃんってば「あっらー、蚊取犬ちゃん。そんな服持ってたのね〜〜?どうしちゃったの?」と絶句。
「どうしちゃったの、ってあなたが脅かすから…。これでもがんばったんだけど、駄目かしら?アタシ、スカート一枚買ったのよ、コレ」とちゃんとこれまでの顛末を白状すると、Tちゃん大爆笑。 「あんた、服買ったわけ〜、あはははは。」 「いや〜、がんばった、えらいよ。女子度アップへの道はこうじゃなくちゃね。」 「いいよ、なかなか、全然駄目じゃないってば。でも、非番のスッチーみたいで隙がなさすぎる。頭良くて金かかりそうな女に見えるから、男を寄せるにはもうすこし、甘さを入れないとね」と矢継ぎ早にやさしく厳しいお言葉。そして、「おかし〜〜、蚊取犬ちゃん誘ってよかった〜〜。やっとこういうの一緒に楽しんでくれるのって最高よぉ、げらげら、楽しいでしょ〜」と笑いが止まらないTちゃん。後ろで、デパートの店員さんが、目を点にしていたのが忘れられません。ちなみに、Tちゃんは白の洒落たノースリーブニットに、アシンメトリーのフレアスカート。足元は華奢で高そうなサンダルとなかなか女子度の高い装いです。
失礼ねぇ。と思いながらも、一応の評価を得てほっとしたのも真実。そうなると欲も出るわけで、某化粧品屋が新規出店した記念で無料メイクサービスをしていたのに申し込みをして、プロのメイクさんにお手入れしてもらいました。「どんな感じにしますか?」と言うので、「すこし甘口のやさしい感じにしてください」とお願いしてみると、これはすごい、さすがプロだけあって、ふんわりとした感じにしてくれました。Tちゃんもびっくり。
諸氏の助力を得て、めでたく出陣にこぎつけ、目的のビルにたどり着きました。どんな人が来るんだろう、とどきどきしながらエレベーターを待っていると…女の人が二人やってきました。お、参加者か???
???え、参加者なの???というようなお二人。年の頃は30歳前後。そしてどう考えても彼氏いない暦も30年?という感じ。化粧ッ気もろくにない、そもそも日常のお手入れすらしていないんじゃないかという、くすんだ、日に焼けていない色白の肌。そんなブラウスどこで売っているの?と言いたくなるような白いアナクロニズムに満ちたブラウスにフレアロングの洒落っ気も何も感じられないスカート。田舎のさびれた駅前商店街の自称ブティックでしかお目にかかれないんじゃないかしらという装いです。
思わずTちゃんと顔を見合わせてしまいましたね。…???って。
会場に入っても、どう考えても努力の足りない女ばっかりで、げっそりしました。Tちゃんも「どうしちゃったんだろう」と驚くくらい。一人もノースリミニワンピなんていやしません、それどころか膝丈スカートだって半数以下!もう、男性がどうこうではなくて、来ている女性見るだけで戦意喪失状態。だって、受付のおねぇちゃんが一番可愛かったんだもん。 私ら2人だけ、妙に頑張っている雰囲気で、金かかりそうな女に見えて明らかに浮いている…「うちら、サクラみたいだね」
男性は、みなそれなりにちゃんとした感じのサラリーマンが多くて、割とまとも。「え〜?大丈夫?」という人はおりませんでした。男性15人くらい。女性も同数で、まずは全員とお話しましょう。その後でいいな、と思った人の番号を4人分書いて事務局に渡すと、今度は自分をいいなと思った人の番号を渡してくれるので、それぞれとフリータイムでお話しましょう。というお時間、そして、最後は、総括して今後も連絡が取りたい人の番号を書いて事務局に渡すと、めでたくカップルができあがり。または、連絡がとりたいと思ってくれた人の連絡先が事務局から渡されてさようなら。という進行でした。
まず、全員とお話…。一人5分の持ち時間で15人と話すなんて、もう人間業じゃないです。お互いに自分のプロフィール書いたシートを交換して(見せるだけであとで回収)、更には誰と何話したか各シートを渡されるのだけれど、ただただ流されるだけでした。ココの段階でむちゃくちゃ疲れて、思わず「Tちゃん、アタシもう疲れた」と言ってしまいました。来ている人には失礼だなあと思ったけれど。一応、誰とでもフレンドリーに、嘘は一切交えずに素の自分でお話したつもりでしたが、どう受け止められたんでしょうか。職業なんかも嘘つかなかったので、敷居が高そうに見られたかもしれません。
ここで、私をいいなと思ってくれた方は5名だそうで。次のフリータイムに突入。ハイ、これもまた結構疲れました。年収2000万医者とかいうお兄さんがけっこう積極的で、あとで飲みに行こうよ友達も一緒でもいいから電話して、とこっそり電話番号下さったりしたのですが、やはり、そういう女(医者とか金持ち目当て)に見えるんかなぁと、自分を客観的に見てしまいました。ちなみにTちゃんとこにもその医者は行っていました(笑)。 その後にも声かけてきた人たちって割と自分に自信ある系ばっかりで、ちょっと好みではなかったのが残念。
さて、結果として私にご連絡先を下さった方はいらっしゃいませんでした。まあ、私も誰の名前も書かなかったからほっと一息なんだけど。 そしてそして、決して上玉とは言えない私たちが目立つくらいのあんなメンバーばかりだったのに、ちゃんとカップルができたのにはビックリでした。まあ、結婚を真剣に考えるのであれば、ああいう、家をちゃんと守ってくれそうなタイプは男性的にマルなのかもしれません。あんまりスレてなさそうだし。 何ら収穫のなかった私たちは、飲んで憂さ晴らしです。「何よあの女たち!!」ワインを酌み交わしながら、まるで、ピーコかという罵詈雑言で、ストレス発散。女子度を高めようなんてどこかいってしまいました。気が付けば…。
Tちゃんと別れて家に向かう帰り道のわびしかったこと。 これで、今年の夏が終わるなんて…。私の夏を返して!
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