妄想暴走オタク日記
2006年06月20日(火) |
「太陽みたいなあの人が、太陽を見れないなんて不幸だ」と亮は泣いた。 |
▼3:15
歯が痛いです…。 とりあえず明日朝イチで歯医者に行こうと思います。明日は朝イチで美容院に行って、午後から空く予定だったんですが(の予定だったんです、Sさん)歯痛に勝るものなし。今はマシになってるんですが、これは鎮痛剤が効いてるのか、どうにも分かりません。っていうか神経取った筈の奥歯が痛いので、歯というよりは歯茎なんだろうなぁ…疲れた時だけシクシクしてたのが、今日は何もしないで痛かったので、ここらが直し時なのでしょう。早く行けばよかったんだよ…。(でも辛抱堪らず痛くならないと歯医者には行かない)
と、言う訳で今日は「タイヨウのうた」を見て来ました。 予想以上に泣きましたよ…主婦友には「(私)さん(泣くの)早すぎやった」と笑われましたが(笑)だって映画背景を知っているから、主人公がたまたまヒマワリのポスターの前で歌ってるだけで皮肉っぽくてかわいそうで泣けたんだよ…。でも、語ってたんだけど、この手の映画を見て「可哀想」と思ってしまう我々は随分と高いところにいるよね、と。本当はそういう事を思って見るべきじゃないんだろうなーと思いつつ、でも、だったらこの題材で、何を伝えようと思っているのかとも思う。千差万別何かを「考える」事が出来ればそれでいいのかも知れないけれど。
で、頭の片隅でやはり妄想もして(不謹慎失礼します)、タイトルなんですが。
そうでもない、と裕は思う。夜でも笑うあの子は太陽のようだったし、ひまわりがよく似合った。 裕はただ、信五に会いたかったから、夜だけ会おうよ、と言った。
「昼は寝てさ。夜になったら会いに行くよ」と言った裕の言葉が、信五はとても嬉しかった。サーフィンで焼けた裕の肌は、信五のそれとまるで違って。裕の持っている、昼の匂いが好きだった。
昴は本当は、学校が嫌いではなかった。けれど今、学校より大切なものがある気がしていた。信五と過ごす時間が永遠ではないことを知っていたから、今が大事だと頭ではなく、体で悟っていたのかも知れない。
映画自体が不幸にうちひしがれることがなかったのが救いだと思ったんですが、例えば雛ちゃんを当てはめるとして、兄貴は感じやすかったり回転が早かったりする分、近い未来を想像してしまって、勝手に悲しんだり切ながったりするのかなぁ、とまず思って。それに比べた横ちょは今を大事に生きそうな気がしました。そういう横ちょらしい優しさを私は想像したんですが、どっちがいい、悪い、という次元ではなく、それが個性なんだろうなぁとも。そうやって妄想すれば、じゃぁ親友は昴かなぁ、とか。そうそう、親友の美咲ちゃんの、いい意味で屈託のないのがいいなと思いました。学校に行けない薫の前で「学校なんてつまんない」と言ってみたり、それが嫌味でなく、感じやすすぎないのがいいんだろうな。なかなかむつかしい事だと思うんですけども。
それは、塚本演じる孝治もそうで。一度目は無意識だったと思うんだけど、二度目はわざと「将来」という言葉を使った(と思う)のは、家族や親友の代わりに、孝治にしか言えない言葉だったんじゃないかなと思いました。そうやって奮い立たせたのかも知れないし、信じたかったのかも知れない。塚本演じる孝治は、頭は悪いけど(笑)優しいいい青年でした。本当〜に頭は悪そうだったけど(笑)!人の良さが滲み出ているというか、ああいう役が実際本当に似合うな〜と思いました。主人公の薫目線で、遠くから見ている孝治はサイレント映画のような状態なんですが、声や会話が聞こえなくてもすごくよくわかる行動パターン(笑)。一番好きだったのは、薫がバス停の標識の位置を勝手に変えておいた時、元あった場所と今のバス停を交互に何度も見ているシーン。すっげーアホでかわいかった(笑)。その後、バス会社の人がバス停を元通り戻しているのをふくれっつらで見ている薫の表情まで、すっごく好きなシーンでした。
あとはもう、弱すぎたのは岸谷父ですよね…!麻木母も弱かったんだけど、父は特に弱いなんてもんじゃなかった…!わたしの泣くきっかけは殆ど父だった気がするもん。YUIの演技力までカバーしているような、だから、感覚だけを言うなら、すごくバランスの取れた映画だったような。全体的に淡々と流れていく時間や風景が静かで、夜の明かりや朝焼けの淡い色が何だか落ち着きました。好きな色でした。感想とか、事細かに書いてもアレなんで、よかったです、とだけ不親切に言っておきます。(エエ)
まぁそう言いながらここまで大量に文字書いてるわけですけども(笑)さー寝よう。 頂いた血液型トークメールがすっごい興味深くてすぐお返事したいんですけど、すっごい嬉しかったので明日以降に大事に取っておきます(あまのじゃく…)(この癖直らないなぁ)
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