2002年04月21日(日) |
蒼い千鳥 花霞に泳ぐ 薬屋探偵妖綺談 |
このシリーズって、読む側がどんな内容を期待しているかで、好みが分かれると思うのですが、私は、キャラクタがよいってのもあるのですが、どちらかと言うと文章の視線が好き。 何を書いてもネタバレになりそうなのですが、これだけはよいかな。今回の話は、シリーズ内の現時点よりも5・6年前の話。なので、キャラクタの人間関係がなにやらとても初々しくほくそ笑んでしまいます。 これまでの話では全く触れられていなかった(と思う)謎が、この過去の話でちょっとだけ現れ、え?え?とかなり疑問符を浮かべていたのですが、今後明らかになるのでしょうか。
表面だけ家族らしくても仕方ない。 形だけ整えてても意味はない。 家族らしくなくても、血が繋がっていなくても、心に強い意志を掲げていればその想いこそが家族の証だ。本物か偽物かなど関係ない。
高里椎奈:蒼い千鳥 花霞に泳ぐ 薬屋探偵妖綺談,p.229,講談社.
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