| 2003年10月25日(土) |
ワーズワースの放課後�供真�原智則 |
++ 目が覚めると丸一日たっていたり、いつのまにか保健室のベッドに寝かされていたり、ぼくの一日が徐々にあやふやになり始めた。さらに現実の世界でも向こうの世界と同じように“言葉”を感じるようになったぼく――いったいぼくはどうなってしまうのだろう……? 一方、向こうの世界での王子としてのぼくは、終末を阻止するため、仲間達と聖地に向かう。かつて、人々が住んでいたという楽園へ、“始まりの人々”が築いたという砦へ……!(表紙折り返しより抜粋) ++ 展開の読めないまま続いた前巻の勢いそのまま、かなり最後まで終わりが見えずおもしろく読めました。 知恵を得た人々は、時と秩序を生み、その影で無をも生じさせた。っていう設定もおもしろかったし。 現実世界から逃避するために夢を見続ける(=眠り続ける)「眠り病」も、ありそうで少しいや。
ぼくは“言葉”たちに力を与えつづけた。 彼らを操るのではなく、彼らをただ信じるのではなく、彼らを愛するのではなく、彼らを頼るのではなく、彼らとともにありつづけるぼくがぼくであろうとするために。
杉原智則:ワーズワースの放課後�供�p.254,メディアワークス.

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