『たけぐせの随・弐』

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2002年04月06日(土) 「行きくれて」

ある価値のために自己否定した、というのであれば、
行きくれてそれほど困るわけはないだろう

          ー立原正秋『紬の里』より抜粋


その価値に感化される自分があるということは、
この自己否定は、その変化した自分の肯定となるのだろうか。
その価値がすっきりと浸透しないかぎりは
否定の観念はずっと消えずに行きくれることだろう。

事実、
自己否定をしてしまうほどに
惹かれる価値というものはあることでしょう。

そしてそのとき、
行きくれることの方を選択することもあるのでしょう。

ないものねだりか、
成長か。

価値以前に芯があればいいのか。
ならば、やわらかく在れば、
困ることはない。


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