結末が分かっている話を面白く書くのは難しいと思います。
歴史小説とかがそうですよね。
どこで誰が死んでしまうのかが予め分かっている。いつ何が起こるのか皆知っている。
それでも人気を誇り続ける作品がたくさんあります。
何でそんな事を思ったのかと言うと、映画を観たからなんですが。
昨日の日記に書いたんですけど、スターウォーズ。
あれ、特殊な話の進め方をしていますよね。
三部作と呼ばれる過去の有名な三作がエピソードの456で、今製作・公開されているのがその過去の話であるエピソードの123。
私は三部作もエピソード1も見ていますから、未来が分かっているわけです。
映画の結末がどうなるのかが前もって分かっている。
それでも面白いものは面白いんですよね。
その時誰が何を考えていたのか、っていうのを知るのが楽しい。
歴史の隙間が埋まっていく瞬間を見れるのが嬉しい、とでも言うんでしょうかね(偉そう)
漫画や映画、そして小説でもよく登場する、過去の回想シーン。
どうしてこうなってしまったのか、という過程のシーン。お気に入りの作品の場合、多分に漏れずそういうシーンが大好きです。
でも、それが何故なのかはよく分かりません。
多分、過去にあった事実をより深く知ることで、もっとその人物に共感できるようになるからだと思いますけれど。
幸せだった過去。
何かを失ってしまった瞬間。
もう二度とは戻れない時間。
特に長編小説ではそういう『過去』の扱い方が一つのカギになってくると思います。
ぶっちゃけ『
風の翼』はそこがネックになってますので、読む人をより惹きつけられるような文を書きたいものです。
番外編とか全部過去ですし(笑)