フライングペンギンダイアリー
夏心からり



   これもあり?オンライン小説発掘法

 久しぶりに『風の翼』を少し読み返してみたら、あまりのヘタレさに脱力しました。
 単語の使い方とか句読点の打ち方とかがメッチャ下手くそですね……。
 新章UP前に、そっちをやったほうが良いのではないかと思い始めました(笑)

 ◇◆◇

 隣の芝は青い、他人の花は赤い、友達の弁当はおいしそう ……
 何か一つ変なのが混ざっているような気がしますが、それは置いておいて。

 自分ではない誰かが持っているものって、例え同じでもよりよく見えたり、違うものだったら欲しくなったりしますよね。
 自分のことは自分では分からないからそうするのでしょうか。
 自分に無いものを持っている人や、自分が知らないことを知っている人に肖りたくて、そうするのでしょうか。
 それは分かりません。

 とにかく私は他の人の事が気になるんです。

 例えば、誰かが必死に探しているものとか
「え、そこまでして探すほどのものなの? なになにどんなもの?」
 って感じで興味がもこもこと湧きます。

 さて本題。
 Chaos Paradise(小説サーチサイト)さんなどのサイトで、見失った作品を尋ねる場所があります。
 カオパラさんの場合は作品お尋ね掲示板ですね。
「こういう作品なんだけど、どこのサイトだったか思い出せない。検索のしようもない。でもすごく面白かったから、もう一回読みたーい!」
 って方が書き込むんです。
 で、知っている方が進んで答えて下さるというなかなか親切かつ便利な場になってます。

 実はこれが気になるのです。
 そこまでして探したいほど面白い作品……とな?
 それは私も是非是非読んでみたいぞ!

 ってな感じで。
 既に三作ほど読んでみました。
 んでもって、全部面白かったです。

 でもこういうのって邪道ですかねぇ……
「わーい、面白いの見っけた! 得したー」とか思ってるんですけど(笑)

 ◇◆◇

 日本の漫画を英語に訳してそのまま掲載しているサイトがあります。
(多分違法だと思いますが……なにぶん海外なので)
 で、私は一度読んだ作品などを楽しみながら読んでいるのですが、そこでいくつかの訳の間違いが気になりました。
 日本語の文章(特に口語)には必ずしも主語がいらない場合が多いので、そこで混乱を招いているようなのです。

 例えば、「お前の気持ちが嬉しかったのさ……」というセリフ。
(知ってる人も多いかも? 海賊が活躍する少年漫画です(笑))

 漫画ではこれは話している本人ではなく(あの男は)お前の気持ちがうれしかったのさ、という意味なのですが、英訳では I am glad that you have a good heart... になっていて主語が全く違ってきています。
 英語では一人称は I のみですし、日本語のシャレも入れれないので仕方が無いのかもしれませんが、なるべく作品そのままの面白さを世界に伝えてあげて欲しいものです。
 セリフが替わってしまうことによって、あらかじめセリフに含まれていた重要な伏線が消えてしまっていたりして、本当に勿体無いので。

 しかしそのサイトにメールする気はサラサラ無い自分(笑)
 こんなところで言ってても仕方が無いんですけどねー。
 ちなみに、『訳は完璧ではないが、このような素晴らしい作品が存在することを伝える事に意味がある』とサイトには書いてありました。
 ううーん、でもやっぱりある程度でいいから訳にはこだわって欲しいような(笑)


2002年05月26日(日)
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