久々にレンタルでDVDを借りてきまいった。 何故か単館上映の日本映画(^^;〜。 洋画やアニメもいいけど、たまーに湿っぽい(?)邦画も見たくなるんだよねえ。 あっ、この映画が湿っぽい訳じゃあないけど。 主演は妻夫木聡と池脇千鶴です。 足の不自由な女の子と普通の男子大学生とのラヴストーリー。
ちょっと不思議な映画でした。 何たってヒロイン・ジョゼ(本名:久美子)の性格が極悪(笑)。 口が悪い、我侭の上にファンシーちゃん〜〜。 祖母と二人暮らしなんだけど、貧乏でボロボロの借家暮らし。 で、祖母に云わせると、ジャゼは「壊れ物」なので、人様に目には触れないように軟禁ヒッキー生活。 でも時々、散歩に行きたがるので、ジョゼは祖母に頼んで、乳母車に乗ってお散歩すんの。 その散歩中に恒夫と知り合うのだ。 Boy Meets Girlの典型的きっかけですねん。 で、ジョゼん家で朝飯を食べる羽目になるんだけど、それが激ウマ。 (足は不自由だけど、後は普通なんで、ご飯は全部ジョゼが椅子に座って作っていた) メシにつられたのか(謎)、恒夫はジョゼん家に日参する訳じゃ。
恒夫は女の子と遊びまくり、バイトしまくり、普通にスケベな男の子ですが、胡散臭いと思ってたジョゼにいつのまにか惹かれてくんですねえ。 その辺りの描写がとっても自然で良かったです。 一方のジョゼは、祖母が辺りから拾ってくる本を読むことだけが趣味。 なので、変な知識だけは豊富(笑)。 んで、ジョゼの心を一番捉えた本はF.サガンの恋愛小説でした。 そのヒロインに同調して、「ジョゼ」って名乗ってる訳。 祖母から反対されて、一旦は会わなくなった二人だけど、祖母の死をきっかけに再会。ちゅーか、恒夫が押し掛けてくるのだ。 でもって、同棲。 一年近く一緒に暮らしたけど、身体障害書であるジョゼの現実に、恒夫は耐え切れず、別れちゃうのでした。 ジョゼはそうなるであろう結末をとっくに知ってたんだね。 別れる時もサバサバ、逆に、恒夫の方が後で女々しく泣いちゃうっつう訳どす。 結末はああでしたが、後味すっきりな映画でした。
描写も淡々としてて、ジョゼがF.サガンの小説を朗読する時に出て来るイメージイラストが可愛くて素敵どえした(^-^)。 たまにエロリンな場面が出て来るけど、それは監督の趣味なのだろうか?? それがなければ可憐な映画だったんだけど(爆)。 しかし、一番ワシの心を捉えたのは、「くるり」(バンド名)による音楽でした。 確か家に一枚CDがあったと思うが探してみるか・・・。 ギターサウンドを主体にした曲が、この青春映画(死語)にぴったりでした。
二三日前になっちまうけど、「エロイカ」の新刊を買いました。 全編、番外編だったけど笑えた。 特に最高なのが、部長の知り合いの心理学者である大学教授の実験に参加するよう命令された少佐の話。 ストレスの実験で、現役軍人が十数人集められて、閉鎖された町で普通の職業に就く羽目に。 甘い物嫌いの少佐は何と、パティシエにされてしまいました。 (部長の計略なんだけどね) けれど任務遂行第一の少佐は、ゴーグルにマスクの重装備で難なくケーキを作ってしまって(しかも美味しい)、それにがっかりした部長は、もっとストレスを上げる為に、伯爵とロレンスを送り込み、もう何が何だか分からん状態。 で、いつものパターンで爆発です。 執事が故郷に帰る話は、ヒューマンドラマでした。 伯爵がトルコで絨毯を盗む話は、久々に伯爵カッコイイって感じ。 BS2で青池センセのドキュメンタリーが放映されたせいか、売上も中々好調のようですよ(って、ワシはA書店の回し者か!?)
それから、同時期にエッセイ「エロイカの創り方」も発売。 本屋に並んでたので一緒に買いました。 五分刈り少佐とか、若かりし頃のミーシャ・白クマ・部長・Lのイラストだとか(それが皆美青年!ミーシャだけはハゲだったけど)、美味しいネタが満載でした。 あと、最近の少女漫画の厳しい状況なども本音で書かれていて、シビアな世界なんだなあと実感。 ワシは少女漫画の黄金期をリアルで知ってるだけに、寂しさを感じました。 (歳、バレル・・・(^^;) けんど、世代関係なく(作家も読者も)、良質な物は残ってくと思うんで、青池センセだけでなく、面白い話を書く作家さんには頑張って描き続けて欲しいと思うっす。 と、云いながら、徒花(BL系)も読んでいるワシ。 アンビバレンツ。
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