月のシズク
mamico



 フラミンゴ男、目撃

新宿から帰ってくる中央線でのこと。
おびただしい色彩をまとった乗客が、目の前に立ちはだかる。

ナニゴト?と見やると、カラフルな染髪の志茂田カゲキ先生が何喰わぬ顔でいらっしゃる。
ピンクの糸で刺繍された女性モノの細身のジーンズ、カギ編みの桜色のショール。
細く白い腕には、複雑な配色の腕輪と黄金の指輪。手には競馬新聞。
こんなに異彩を放っているというのに、個々人の雑事に忙しい乗客たちは気付かぬよう。
あらまぁ、と彼の痩身に私の視線は釘付け。まるで動物園のフラミンゴみたい。
肌、おきれいなのね、と感心してみる。さすがは芸能人?(本業は作家だよな)

ま、佐野史朗さん(吉祥寺在住)の方が断然フツーだったけど。

さておき、
amazon.co.jpから注文していた書籍が届いた。
メルビル(Herman Melville)の超長編『白鯨』なぞ読み始めた。千石英世訳はいかに?
そして、Holy Bibleなどを買ってしまった。欧米精神を知るには、聖書が近道。
その思想に折り合えるかは、また別の話。


2002年05月12日(日)
前説 NEW! INDEX MAIL HOME


My追加