月のシズク
mamico



 バッハは精神安定剤

「招待チケが余ってるんですけど、佐渡裕指揮の都響いかがですか?」
という魅力的なお誘いをいただき、昨晩、某郊外型公共ホールへ出向いてきました。

メニューは、
バーンスタイン:「キャンディード」序曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
ストラヴィンスキー:「春の祭典」

というオイシイ出し物。ウキウキで会場入りしたんですが、残念なことに
ホールの音響がとっても酷い。まさにデッドなのです。響かないのです。
ステージ上では佐渡が派手に飛んだり跳ねたりとパフォーマンスしている
のですが、オーケストラの残響が届いてこないので、空回っている状態。
ちなみに、都響は第二群の若い編成でした。聞き手としても不完全燃焼。

帰宅後、むかむかの安定剤としてかけた曲は、バッハの無伴奏組曲。
深夜にもかかわらず、かなり大音量でアノ規則正しいテンポと残響を
聴いていたら、だんだん精神が落ち着いてきました。
不快を感じたら部屋に閉じこもってバッハをとにかく流し続ける。
うまく言えないけれど、バッハは外的にも内的にも作用してくれるんですよね。
私の隠し安定剤です。さっ、シゴトしよっ。



2002年07月30日(火)
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