エアコンのブレーカーを落とした。 春はもうすぐそこにいる。
※※※※※
連鎖反応という現象がある。 人が欠伸をしていると隣の自分も欠伸が出たり、 人が居眠りをしていると隣の自分も居眠りを始めたり、 人が風邪を引くと隣の自分も次の日風邪をひいたり(←うつされただけともいう)。 まあ偶然といえば偶然の反応なのだけれど、時として社会にパニックなど引き起こす。 他にも、 「結婚式って何故か続くよね」 「最近葬式続きで」 など、連鎖反応とはちょっと違うとしても、物事っていうのは続く事がある。
昼過ぎ、そろそろバイトが終わるなあと思っていた矢先の事。 社員がコージ苑に声をかける。 …なんだかこの場面、先週と同じような… と嫌な予感がしたのは気のせいではなかった。 「ジュースこぼした方がいらっしゃって」 あーはいはい。いいですよジュースくらいならアレより100倍ましさ、と現場に向かった。 お客様に声をかけて彼女達の服を心配し(ているふりをし)、 とりあえず床に紙ナプキンを敷いて水分をとり、かえのジュースを持っていく。 極めて通常の対応であり、手慣れているので5分とかからない。 しかし、モップで本格的に後始末をしようとしたときにそれは起こった。 「きゃっ」という小さな悲鳴を背後に聞き、振り返ったコージ苑が見たものは、 さっき水気をふき取ったその場で再びジュースをひっくり返した若奥様の姿だった。
んもうー勘弁してくれよ。 こぼしたジュースのサイズまで一緒かよ。
もう一度いう。 物事って続くもんである。
|