桜の木の、あの開花直前のつぼみの赤さが好きだ。 内側に春を貯めこんで、いつ開いてやろうかとこちらに気をもたせている様子が、 若い女の色気のようでたまらない。
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明日の研究会にあわせ、学校友達が大集合である。 おなじみU太は千葉県にある某大学の留学生センター勤務。 学類時代の友人クラシュナ嬢(日本人)はスロベニアから帰国して今春から広島大の院生。 大学院で知り合ったA姉さんはタイのバンコクで日本語を教えている。 これにつくば在住のF嬢とT吉君、コージ苑を加え、韓国料理で乾杯。 「わーい、肉だ肉だ〜」ってあなた方、日頃どんな食生活を… (しかしコージ苑が一番嬉しがっていたという噂も)
かなり盛り上がったこのメンツ、実は微妙なつながりなのだ。 全員を直接知っているのは学類→修士コースをとったT吉君、U太、コージ苑。 後は名前だけ知っていたり初対面だったり。 しかし、各人の共通項はどうやら奇妙な連帯感を生むらしい。 専門で関わり、仕事でつながる間柄というのは、 友人というより「仲間」だと改めて思った次第である。
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