「間違ってもいいんだ、大切なのはその後だ」(教師の定番発言) しかし、間違わないにこしたことはない、と子供は知っている。
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「誤答ノート」というのをご存知だろうか。 これはコージ苑が通っていた中学校で行われていたもので、 定期・実力試験の答案返却後に、教科書等を見ながら正答を導き出し、 その周辺のポイントと共にノートに書き込む、という代物である。 同時に問題用紙と答案も一緒に貼り込むので、 一年経つ頃には、自分専用の問題集および参考書が出来ているわけである。
毎度毎度テストの度にこれを作るのは、はっきりいってかなり時間を食う作業である。 しかし一部の生徒、例えば授業ノートが極彩色でご丁寧にもイラスト付き、といった者にとって、 これはまったく苦にならない宿題なのだ。 彼あるいは彼女は、このノートを「いかに美しく仕上げるか」に執念を燃やし、 第一目的であるはずの「ポイント整理」は、はるか地平線の彼方に放置された状態だ。
ま、コージ苑もそんな生徒の一人だったということ。
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<誤答ノート> 問1(3) ×( 空欄 )→ ○ 春鹿 日本酒。味は甘くなく辛くなく。 問2(6) × シャトルリューズ → ○ シャルトリューズ カクテル。緑色。西洋版養命酒のような味がする。
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