出向コージ苑

2002年06月05日(水) ガソリン ガタリン

W杯バイト2日目の今日は、トラブル続き。
まさにトラブリュー…なんて…いかん、疲れ果てておっさんユーモアしか出てきやしない。

※※※※※

人様の娘さんをたくさん乗せて走るんだし、と、つい二日前に総点検したコージ苑の愛車。
北関東の田舎道もスイスイと快適だ。
そして、鹿島スタジアムが目の前にー、目の前、に、と、と、と、

止まっちまった。

バッテリーのせいかとあたりをつけ、一応近くの駐車場に緊急避難する。
会場周辺の交通渋滞は、約5%ほど自分のせいに違いない。
運良く、整備関係らしき男性二人組が助けてくれる。
どうもバッテリーではなく、燃料系のトラブルではないかとのこと。
とりあえずの応急処置をしてもらい、やっとのことでスタッフ用駐車場へ。
いやー、関係ないけど、こういう時に助けてくれた人はいい男に見えるなあ、必要以上に。

遅れて会場に到着し、全体ミーティングに参加する。
すると、いきなり「全員揃っていらっしゃいませ」のお時間である。
コージ苑、個人的にはこういう精神論気味の体育会系は好かんのだが、まあ金のためだ。
トラブルではないにしろ、「参ったなあ」的出来事である。

本日の試合はドイツ×アイルランド。
鹿島で行われる試合の中では、最も荒れる可能性の高い日だそうだ。
まあね、どっちもビール飲みそうだしね〜。
「バドしかないんかい!」なんて理不尽なクレームつけてきそうだしね(笑)。
と思ったら、真っ先にいちゃもんつけてきたのはアメリカ人だった。
「会場内のモニターに、今やってるアメリカ戦を映せ」だと。
…手前の国中心になんでもかんでも世界が回ってると思うなよ!
とは、口が裂けてもいえないサービス業の悲哀である。
「できません」を馬鹿のように繰り返し、捨て台詞も甘んじて受けておいた。
おのれ覚えておれ。←自分が捨て台詞吐いてどうする

結果から言うと、ドイツもアイルランドも、サポーターは至極気持ちの良い人々だったということ。
陽気にビールを飲み、必然的にトイレが近くなり、
従ってハーフタイムには、何故か男性用トイレに長蛇の列ができる。
応援も、騒がしいといえば騒がしいが、まあ好ましい範囲である。

ドイツが1点リードし、このまま試合終了かと思われた土壇場で、アイルランドがゴール。
その瞬間の彼らの喜びようったら、優勝したのかと思うくらいなのであった。
おかげで退場時、コージ苑のほっぺたは10コ程の「感激チュー」を受けた。
…っておい!何で日本人のがまじってんだ!返せ、減る!

帰路の車には、念のためにお嬢様方は乗せず、一人で迷いつつ帰る。
いつエンジンが止まるかとヒヤヒヤしながら運転する緊張感で、もうぐったり。

ワールドカップって、つくづくお祭り騒ぎなのね。
いろんな意味でね。


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