2003年09月27日(土)


二号さんは、晴れた日のほぼ一日中外出している。
時々僕も二号さんの跡をついて行くときがあるのだが、いつも見失っていた。
縁の下や塀の上をつたって遠くへ行ってしまう。
そんなところへは人間は到底追いかけることができず、諦めるしかないのだった。

そんなある日のこと、家の窓から二号さんの姿を確認した。
窓のすぐ前にある線路、そのわきで、二号さんはパトロールしていた。
くんくんにおいをかぎ、うしろを振り向いたり、前を踏みならしたり。
その行為をしばらく続けたのち、二号さんは丸くなって寝た。

昼寝ですか二号さん?

多くの時間を費やしてパトロールしていたが、まさか昼寝場所を探していたとは。
そのあとも、窓から呼びかけても「うにゃ?」と言うだけで戻ってくる気なし。
留守にするからと迎えに行っても同様。
電車が怖くないのかしら。

そして今日、アパートの前の雑草を刈る管理人を目撃した。
大きなぶいぃぃぃんという草刈機の音が響いて、二号さんはしばらく帰ってこなかった。
刈りが終わってしばらくたつと、窓から二号さんの姿を確認。
刈られた草の上で呆然とたたずむ二号さん。
「二号さん?どうしたの?!」
呼びかけると振り向くが、その後もしばらくパトロールが続く。
二号さんのパトロールはゆっくりなのだ。
それからパトロールが終わり、二号さんはその場で丸くなった。

やっぱり昼寝すんかい!

それから僕はまた留守にするからと呼びに行くのだが、普通に断られた。
ガストへ行き、雲行きが怪しくなったころに帰宅。
二号さんを迎えに行くと、まだ草の上にいた。
なにしてたんだろう二号さん…。

二号さんの生態を知った今日この頃。



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