2006年04月12日(水) |
いつもと同じだけど、昨日までとは違う朝 |
私は1年前の4月12日のことを、よく覚えている。
前日の夕方頃から弱くて不安定な陣痛が始まり、 まだまだかも・・・とは思いつつも、夕食の準備や後片付けやお風呂を急いでこなし、入院の準備のチェックをしたりとか。
夜10時を過ぎた頃から陣痛が本格的になってきたので病院に連絡をし、 上の子は翌日も学校があるわけだから、ひとり家に残していくことは私も子どもも不安だったけど、お母さんもがんばるからと言い残して家を出たこととか。
病院は夜中だから裏から入らないといけないわけで、いつもは通らないから気づかなかったけど、そこへ続く道にはずっと桜が植えられていて、ちょうどきれいに咲いていて。 ぼんやりと光る桜を眺めながら、どうしても隠せない出産への怖さを、桜をみる事でかき消そうとしていたことや。
病院に着いた時点ではまだまだな状態だったので、家に残した子どもが心配だったから生まれなくても朝にはいったん家に帰るようにと相方に言っていたけど、進みだしたら思ったよりも早くお産は進んでいき・・・。
朝、5時10分。
その瞬間、分娩室は薄いもやがかかったみたいに、白くて甘いような、懐かしい空気に包まれていた。 おっぱいのような感じ? そんなうっすらと白い部屋のなかで、結構力強く泣いていた、conini。
赤ちゃんって、こんなにも小さくて軽いものだったのか、って思ったあの日のことは。 記憶があまりにも鮮明すぎるので、ついこの間のことのような気もするし。 この1年が、とてつもなく濃密だったから、それはものすごく昔のことのような気もするし。
誕生日おめでとう は 誕生日ありがとう
1歳になったからといって、劇的に何かが変わるということなんて全くなく。 今までどおり、少しずつ、大きくなっていくだけだけど。
やっぱり、0歳と1歳は、全然違うような気がする。
もう、赤ちゃんみたいな服じゃなくて、女の子の洋服を着せてあげたいし、そっちのほうが似合うようになったし。
まだまだ赤ちゃんだけど、もう赤ちゃんじゃないのね。
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