雨のち晴れ...scbellen engel
写真日記 - 2005年02月13日(日)



写真日記に載せたこと。
あまりに許せないから、詳細を書こうと思う。

以前も書いたけど、もともと私はこういう募金活動に常に疑問をもっていた。

本当に目的のとこに寄付されているのか?


信じたい。
でも、今日みたこのことがまた更に不信感を私に植え付けた。
この団体は、今はどうか分からないけど
ついこの間まで蛍光緑のジャンバーを着て
駅前(拠点は大阪らしい)で募金活動をしていた。
「困った子ども達(難民)」を前に出して。
最初は海外の子ども達。その次が日本の子ども達。
何故、日本の子ども達に変えたかというと
日本の子どもと書いた方が気を引くからという理由。
(この団体、私が暮らす街や近所でも何度か見かけたことがあるので
大阪方面に暮らしている方は一度は目にしたことがあるのではないだろうか?)
ここまで書けば、感のいい方なら分かると思う。
そうです。この団体の集めた自称「寄付金」は行方が分からないそう。
ちなみに集める活動をしている人達は、求人誌を見て
「ケーキの試食販売」「チラシ配り」など時給1000円の広告を見て
応募し、実状を何も知らないでいる人ばかり。
応募の電話をかけると「◯◯駅の何口まで来て下さい。担当がいます」
みたいな返事をされる。
当然、働きたくて応募する側は指定の場所にくわけで。
行ってみると10人くらいの人が集まっていて
そこに「代表」と名乗る人物が現れ、その場で履歴書を見て面接。
そしてコピーされた「規約」めいたものを渡され、読んだら回収される。
面接時に言われることは
「試食販売にはむいてないからボランティアの募金活動にまわって」
など、結局は全員が募金にまわされる。
(そもそも、それ意外の仕事などない)
何も知らない応募者達は、そのまま駅前に立つことになるわけ。
そして、わずかな給料をもらう。(もらってない人もいる)
以前やっていたという人達がインタビューに答える。

「そもそもボランティアなのに給料をもらうことに抵抗はなかった?」


「ありました。寄付金を入れてもらうとあ〜これが給料になるのかなって。
罪悪感があって辞めました。」


代表なる人物は、勿論インタビューには応じない。
「ケーキの試食販売」というからには、お店の名があって
そのお店の店主は
「常連さんに知り合いが事業の募集をかけたいから名前を貸してと言われました。全く知らなかったです。いい迷惑です。」
そう語っていた。(なんで、OKしてしまったかが私は疑問だけど)

今の法律では「ボランティア」と称することを
取り締まることができないそうで、この代表もまだ野放しらしい。
(取材の結果、この代表は4件もの詐欺罪を訴えられていて、破産しているらしいです)
取り締まる為には、募金をした人達が訴えるなどの手段をとらないと
だめなんだって・・・。

こんな現状が野放しになっていて
きちんとしたボランティア活動をしている方達までもが
同じように見られることになってしまうことが、本当にやりきれないと思う。この団体、ここ最近はジャンバーを止め普段着で活動中。
その名目は・・・「スマトラ地震募金」「新潟中越地震募金」。

募金する側は一体、何を基準に見極めたらいいんだろう。
善意と悪意は背中合わせ・・・。




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