雨のち晴れ...
scbellen engel
旅だった少年 - 2005年09月20日(火)
今、フジTVを見ながら書いてます。
あんまり真剣に見てないけど。
“ケンタロウ”くんという、13才で、空に旅だった男の子の番組。
真剣に見てないのは、後でゆっくり見ようと録画してるから;
内容は、本日の夕方のニュースで少しやってたんです。
彼は、13才という小さな体で10回もの手術を受け
10回目の手術から数日経った平成14年8月14日、旅立ちました。
御両親が幼い時に離婚され、
お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、妹さんと
6年間の闘病生活を送ってきました。
13才の小さな体には沢山の思いが溢れていて。
取材嫌いのケンタロウ君が、お母さんが撮り溜めた400時間の
ホームビデオを公開する事を強く希望し、この番組が放送されたようです。
信じられなかった。
13才の男の子が、10回目の手術を終えた後、言った言葉。
手術が成功して、親族と大好きな温泉旅行に行って
(勿論、自ら歩く事はできません)それまでの様子と違うんですね。
いつも妹さんを思いやり、家族を思い、
激痛の中でも笑顔を作っていたケンタロウくんが笑わなくなったんです。
それは、TVを見ている私でも分かるほどに。
おじいちゃんが心配して、悩みをうち明けるよう話します。
「どうした?悩みがあるなら言ってごらん。
おじいちゃんになら言えるだろう?」
「・・・・」
「言ってごらんよ」
「死にたい」
鳥肌がたちました。
・・・同時に涙が止まらなくなりました。
涙をこぼしながら、死にたい、明後日死にたい、そう繰り返すケンタロウくん。
家族が喧嘩してるのはイヤだと言います。
(喧嘩はしてないと思われますが、ケンタロウくんはきっと
御家族が疲れた時などの、ちょっとした会話がそう感じてしまったのではないでしょうか)
おじいちゃんが「喧嘩なんかしてないよ」となだめるのも耳を貸しません。
その後、自分のせいで家族が迷惑してるに違いないと
今まで思ってきたことを口にするんですね。
ケンタロウくんが、家族に遺したメッセージ。
妹さんに。『我が儘をいってみんなを困らせないで。
僕の病気で寂しい思いをさせて、ごめん』
お母さんに。『いつも傍にいてくれて、ありがとう』
おじいちゃんに。『タバコは吸いすぎないでね』
おばぁちゃんに。『一日も長く生きて』
世の中には、いろんな難病や病と闘う人がいることには気づいています。
(知っています・・・とはなんだか書けないです)
その中の一人の男の子が、たまたまメディアで紹介されたと言ってしまえば
そうなんだと思います。
ただ。
今の自分には、素通りできない番組でした。
言葉が下手なので、あえて理由は書きませんが。
でもね。
言葉や身の回りの物、聞く、見る、感じるということに
凄く敏感になってます。
※ケンタロウくんについては、フジTVHPのヒューマンコーナーに掲載されています
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