雨のち晴れ...scbellen engel
教え - 2006年03月06日(月)






日曜日に見たドキュメンタリー。

一つは、お百姓さん家族のお話。
もう一つは、漁業を営む老夫婦のお話。


たまたま、どっちも時間が近かったから
両方見たんだけど(ドキュメンタリー好きなもんで)


教わったねぇ…


教わった…


お百姓さん一家は以前は都会暮らしの家族で
お父さんが6人の子供を一人で自給自足で育て暮らしていく過程。
数年かかって撮ったものみたいで
子供達の成長も見ることができた。

自給自足なので、当然食べる事が前提の暮らしの中で
お肉を食べたければ、卵を産まなくなった鳥を食べる事になる。
その過程も、子供達は知らなければならないわけで。
子供達、自らが鳥を絞めるんですね。
(都会の子供には、恐らく想像のつかない世界)

その映像も普通に流れたわけなんだけど
その時に流れたナレーションが忘れられない言葉に。


漁業の方は、鮪の一本釣りで生計をたてている お話。
番組のスタッフ一人が ある老夫婦の家に寝泊まりして
一緒に船に乗せてもらって。。。
でも、とうてい素人が簡単にできる仕事ではなくて
スタッフが何度も逃がしてしまうんですよ。
で、旦那さんが怒ってしまった。
それを奥さんはスタッフをかばいながら世話をしたり。

小さな漁船で、昔ながらの一本釣りをする旦那さん。
あれって、私よく知らなかったんだけど
ほんと命がけ。
鮪の力、海の力、それぞれが
たった2本の足で立ち 釣り糸(専門用語わからず;)を
軍手をはめた手だけで持つ人間に襲い掛かるわけです。

旦那さんが鮪を捕まえた時は、奥さんに電話で知らせる事になっていて
最後、二ヵ月ぶりで釣れた時に電話したんです。
そしたら、何度かけても繋がらない。
家に着いても奥さんはいない。奥さんお買い物にいっていたようで…

帰宅した奥さんに旦那さんが「釣れたよぅ!」と報告。
奥さんは怒り出します。「なんで電話しないの!?」
「したよ! お前が料金払ってないから繋がらなかったんじゃないの」と
旦那さん。

とたんに奥さんは、お台所に向かい…

「見たかったよぅ〜」と何度も言います。
そして、海の神棚に向かい…

「ありがとうございました。」と正座して泣き出してしまった。





お百姓さん家族のナレーションで流れた言葉。





生きる事は他の命を取り込む事







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