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■ いいかげんにして
駅ビルのCDショップ! 大音量で片やMisiaのNHKソルトレーク・オリンピックのテーマ・ソングだし、片や小澤征爾のウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサートのライブだし。商売柄仕方ないとしても、無神経の極みですよお。 音楽はそれぞれの意志をもって訴えかけてくるので、街中の喧騒とはわけが違います。言ってみれば街頭宣伝カーが同時にアジってるようなもの。あまりにうるさくて帰って来てしまいました。
日本は「静寂恐怖症」なのかと思うほどどこへ行ってもBGMがかかっているし、チャイムは平均律ばっかで音感狂うし「音の後進国」と言われるのもむべなるかなです。 しかもやってる方は「サービス」のつもりらしいってとこが最悪。駅構内でも「次はどこそこ行きが来るから白線まで下がっとれ」とか「エスカレーターは手すりにつかまれ」云々かんぬんとかまびすしいったらありゃしません。そんなのわかってるの、余計なお世話なのよ!
余計なお世話で思い出しちゃったけど、PL法ができてからあちこちに「注意!」「危険!」とウザいシールが貼られるようになりましたよね。これも相当人をバカにしてると思うのですが。 かつてアメリカである老婦人がストーブに灯油ではなくガソリンを入れて使用し火事を出した際、彼女は「説明書にその件を明記しなかったメーカーの責任」と裁判をおこし勝訴したのです。それ以来メーカーはこぞってヒステリックとも思える説明書を作成するようになったとか。
ちなみにウチのこたつの説明書には「片足を折ってすべり台代わりにしないこと」とか「裏返してヒーターの上で餅などを焼かないこと」なんて書いてあってたまげます。やった人がいるのか、あらゆる可能性を想定しているのか、どちらにしても非常識なユーザーに用心しているのは一目瞭然。 どうせフールプルーフ採用してんだからくどくど説明することないだろうに。こうしてユーザーは永遠に「無知でバカでかまわない」状況に置かれちゃうのね、きっと。 あああ、もっとエレガントな国になろうよ、日本!
2002年02月03日(日)
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