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■ 航空ショー@ウクライナ
スホーイが墜落した事故をニュースで見ながらつい「亜細亜のあけぼの…」と思ってしまいました、反省。
今日は佐藤俊樹の「不平等社会日本」(中公新書)を購入。新聞の書評で「00年代の格差ゲーム」が紹介されてたので、順番守ってベストセラーになった前の方から読むことにしました(変なとこに律儀)。 「日本の悪しき平等主義云々かんぬん」と日記やBBSでも時々書いておりましたが、ここへきてその一角がイヤなカタチで壊れようとしています。
人間はもともと他者との差別化が好きですよね。自分の特異性をアピールして「他人とはここが違う」と認識してもらいたがるし。 でもそれには相応の素質や努力が必要で、それすらできない人にとっては「みんな平等」という枠におさまっていればとりあえず安心だったわけです、これまでは。ところがソビエト崩壊を見るまでもなく、やっぱりやったらやった分だけの漁夫の利は欲しいし、ブルジョワジーは既得権益求めるし。そんな反動が昨今巻き返しつつあるのです。
前述の二冊では、個人がどれだけ努力しても手に入れられない、あるいは入れにくいステータスをできるだけたくさん見つけることを「格差ゲーム」と名付け、これまで信奉されてきた「平等」や「総中流」という幻想を論破しています。
上を見ればきりがなく、憧れが妬みに変わる時「平等」の意味合いもまた微妙に変容するのでしょうか。
2002年07月28日(日)
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