日日雑記
emi



 クールとばかり言ってはいられない

新聞朝刊第一面に、海外のコスプレイヤー写真がでかでかと載っていて、軽く眩暈してしまいました。

最近「マンガ祭」と題した日本のマンガ・アニメの展示販売会が、世界のあちこちで連日開催されてるそうです。

「会社に従順でつまらないサラリーマンの国」だった日本が、ヲタクパワーで「創造力あふれるエキサイティングな所」と評価も上がったかに見えます。
国内では宮崎勤のただ一件で、永久にぬぐいきれないマイナスイメージが固定してしまったヲタクも、海外ではおおむね肯定的に捉えられているとか。


こうしてマンガ・アニメを取り巻くヲタク文化が持ち上げられると、誇らしいよりむしろ「そっとしておいてほしい」あるいは「余計なお世話」気分になります。
先日の「初音ミク問題」にせよ、世間一般にとってのヲタクは、存在が知られた珍獣に過ぎず、マスコミ的農閑期に偏見タップリで取り上げられる格好のネタでしかないと思うのです。

ヲタクに限らずあらゆるマニアは外部に門戸を閉ざし、内々で地下深くもぐり、秘密の暗号で会話を交わしてナンボの世界。
まわりの「認知」とか「理解」などとは無縁の方がいいとさえ感じます。


以前ここに書きました、日本ヲタク文化論「ジャパナメリカ」の作者ローランド・ケルツ氏も、
「これまで「思いやりと細やかな心理描写」が高く評価されてきた日本のマンガ・アニメだが、同性愛を扱った少女向けマンガなどで「病的な側面」を見せられ、その道徳観に対し懐疑心も生まれている」
と話しているそうです。


仲間内では「腐ってる」で笑い飛ばせることも、外から見れば「病理」扱い。
ヲタクの一端を担っているあたしですら、やおいBLを好んで書く・読む心理はちょっと分かりません。

ま、それも余計なお世話なのでしょうけどね。






夕方、駅前まで買物に行きました。

古書店でCDを漁っていたら、ダン・シーゲルの『LOST IN MEMORY』発見! うっきゃああ〜と小さい悲鳴を上げてしまいました。
何故この名盤が絶盤なのかナゾですが、めっかったからいいや(←いいかげん;)。
ついでにソニー・クラークの名盤中の名盤『COOL STRUTTIN'』もゲット。これ聴いて和谷妄想まわしましょう、そうしましょう♪

お持ち帰り用天ぷらの揚がるのを待っていたら、「寒いから中へどうぞ」と案内されお茶までいただきました、ありがたや。

入る店ごとにモダン・ジャズがかかっていていい気分。
帰宅したら母から電話がきて、明日渋谷で待ち合わせになりました。
うおーい、カメラ持っていかねば。待ってろよ109−2!(笑)










2007年11月21日(水)
初日 最新 目次 HOME


My追加