番茶日記
札幌編から神奈川編へ
PC持ってないからかなり不定期更新
内容も寂びれてます

2002年05月08日(水) カミングアウトはすればおしまいということではないと思う。

友達とカミングアウトについてメールしていてこんなことを思った。

カミングアウトをして今まで話せなかったいろんな話題ってものができたりします。
でもいろんな話題をすることが多くなると異性愛者がイメージしている同性愛者像は意外と間違っている箇所も発見できたりします。
その間違いを間違いだと決め付けることは難しいことだし(正しいことと間違っていることの境目って見極めるのは大変だから)
「それは違う」と思っても、「なぜ違うのか」「どう違うのか」を説明できる知識が私自身の備わってないと、ちゃんと説明できませんよね。
そう言ってしまうとなにやら「カミングアウトって大変」って思われそうですが、ええ、大変ですよ!カミングアウトってやつは。

でもね、自分にとってはカミングアウトって大事な行為だと思うんですよ。
「世の中は男と女が愛し合うことが普通」って思っている人に、「そうじゃない恋愛の仕方もある」ってことを発見させる手助けもでき、なおかつその人の考えの壁を壊して広くさせることもできるし。
カミングアウトした方はしたからには、ちゃんと説明したいと思って自分の性的指向のことにも深く考えることができるいいきっかけにもなるし、
自分のことを他の人に話すことによって、新たなる発見もあって考えの幅も広がると思うんですよ。
お互いが成長できる行為だと思うのですよね。

昔職場の友達にカミングアウトして私はすっごく緊張したのにぜんぜん言われた本人はびっくりもしなくて、「そんなことはあたり前のことでしょ」みたいなことを言われたて拍子抜けしたよ、とカミングアウト済みのノンケ友達に話したら「今の世の中はそんなことでびっくりしないし、当たり前のことだし、いろんな人がいるから生きてて楽しいんだよ、あたしはよく男らしいからよく人にレズじゃないかと言われるけど別に否定しないし、わかんない奴には、言わせておけばいい」と言われて
おもわず「そんな風に自信を持って言い切れるなんてかっこよいなぁ」と思いました。
反対の立場に生まれていたら、私は否定せずにいられるかなんてわかないからなおさら。

10人中1人が同性愛者なんだから、カミングアウトした友達も私以外の性的少数者にこれから出会うことは間違いなくあると思う。
だからこそゲイフレンドリーな人でいて欲しいと思う。
そんな人がいるところに私はいたいと思う。
そしたらみんなで楽しく仲良く過ごしていけるし、お互いの成長は止まることなく続いていけると思う。
現実問題、今の世の中同性愛がおかしいことだと思う人もたくさんいるとはおもうけど、そんなことを気にせずに生きていける神経の図太さと強さが欲しいと思うところです。

長くなりましたが、カミングアウトに対して思うところはたくさんあるのでここに書いたのは一部にすぎず自分的に思うところです。
あと、意味の無いカミングアウトなど私には体力と精神力の無駄だと思っています。
意味のあるカミングアウトとは、その人個人個人の決めるところだとも思っていますので。






 < 過去  INDEX  未来 >


イッチデンジ [MAIL] [HOMEPAGE]