ふすまのおく
細々、ぼそぼそ書いてます。

2002年02月17日(日) 救い

今日は出勤日だった。
本来の仕事は連日の外仕事で山のように溜まっていて、疲れはピーク。
ここ2、3日疲れて寝る前に風呂に入るのも忘れたり、久しぶりに見た夢を覚えたりしていたのだ。
とにかく依頼された仕事の遅延している分をこなすのにてんやわんやだった。

そんななか、上司から衝撃的な話を聞く。
「長い間お世話になりました」というのでえ?会社辞めるの?と思いつつ話を聞く。上司は3月1日付で異動になるというのだ。本当に驚いた。

上司の前職での経験が新しい事業部に必要なので、異動になるらしいのだが、話を聞いているだけで私までパニックになりそうな事を色々聞いた。私でさえ他人事ながらショックだったのだから、上司は相当動転しているのではないかと思う。私には何も出来ないけれど、お馬鹿な笑いならいつでも提供します。

仕事が遅くなり、また最後に会社を後にする事となる。
さて門を閉め、と思って途中まで閉めたら、凍ってしまい扉がびくともしなくなってしまった。しょうがないので半開きにしておいたまま帰宅する。

両親は新年会で温泉に行っているので、うちに帰ると真っ暗。
部屋に入って電気を点けてリラックス、すると借りていた本の返却日が今日だと気づき、あわてて夜間返却口に持っていった。

普段は余り思わないけれど、その帰り道にジュースが飲みたい、炭酸の物がいいなあ、と思ってコンビニに向かう。その途中、東の空に流れ星が落ちるのを見た。

ジュースが飲みたいって思わなければ、本を返す必要がなければ、流れ星は見えなかったのだ。何かが働いて、私に流れ星を見せてくれたのだと思う事にした。しょっぱい一日の、小さな救いになった。


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襖 [MAIL]