ふすまのおく
細々、ぼそぼそ書いてます。

2002年02月19日(火) 心中穏やかではないのです

実験室が他の会社の人の実験のために改造されるという話を聞いた。
上司は「本当に大丈夫かなあ、まるで乗っ取るような雰囲気だったよ」と言って苦々しい顔をしていた。周りが楽観的すぎるけれど、心配が杞憂に終わればいいなあと言っていた。
私が「体を壊さないでくださいね」と言おうとしたら、上司は「俺さー、いっそのこと体壊しちゃったほうがいいかなあ」と言い出した。

その上司と話しているうちに、私の同僚の話題になった。
体調が思わしくなく、どうも考え込む事が多いらしい。眠れない、食べられないと言っていた。彼女は今日もふらふらしながら会社で仕事をしていた。自分に厳しく人にも厳しい人なので、こうあるべき、こうでなければ、という信念を持って行動しているのだけれど、(私も含め)周りがそれについてゆく力がないので、いらいらする事が人より多いのだと思う。私と上司との共通の見解は「こうしなければ、と自分で自分を苦しめすぎている」だった。
彼女も「正論ぶちまける事が必ずしもいいかどうかはわからない」といっていた事があったので、きっとそういう指摘をされた事があったのではないかと思うけれど。ただ、冗談でも話し掛けづらい今の状態では、そういう指摘をしても同僚は聞く耳はもてないと思うので、「どうかこの状態を乗り切って」と祈るしかない。

とにかく周りも自分も穏やかではない。


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襖 [MAIL]