会社帰りに本屋に立ち寄って、ぼーっとCDを眺めていたら、先輩が目の前をぼーっと通り過ぎた。声をかけようかとも思ったけれど、あまりにぼよーっとしていたので止めておいた。風呂上がりか徹夜明けか、そんな顔つきでうろうろしていた。 先輩、私に気がついていたら声でもかけて下さいよ。私が帰ろうとしたら車が目の前に停めてあったじゃないですか。それにしても怪しい風貌になっていたなあ、久しぶりに見たら。
きのうはきのうで別の先輩が目の前で立ち読みをしていたので、無視しようにも出来ず、大きな声でひとこと「こんにちはー」と言ったら、先輩はぼーっと「ああ」と一言、一瞥だけくれて立ち読みに没頭した。
この先輩同士は凄く仲良しなんだけれど、あまりにそのぼーっとした加減が似ていて笑ってしまった。
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