法令線がますますはっきりしてきた。 着々と体は歳をとりつつある。精神的には幼いままなのに。
不細工なこんな私でも、何が起きたか、俗に言う「モテ期」が一瞬訪れた。 この一瞬限りで、もう二度とこんな事は起こらないと思うが。 「彼氏いますので」とお断りするのが事実だし一番良いが、それでも憂鬱だ。 向こうが私を知っているぐらいなので、どこかですれ違ってはいるはずなのだが、いつの間に気に入られていたのか、皆目見当がつかない。顔を合わせた記憶も話しかけられた記憶もない。共通の知人からは「よろしく頼むよ」といわれたのだが、本人からのアクションはない。 よくわからないので自分からは何も行動を起こさない事にした。
好意を持って頂けるのは大変ありがたい事なのですが、一度に一人ずつ、順番に私のところへ来ていただけたら、と思うのは私の勝手でしょうか。今までの自分のモテなさを考えると、お断りする事に、とても罪悪感を感じます。
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