ふすまのおく
細々、ぼそぼそ書いてます。

2007年08月26日(日)

自然消滅という形でお付き合いに終わりが来た事をどこかで否定したかったのだと思う。

自分がまだ吹っ切れていない事がわかった。
もう駄目だ、と決断をしたとき、「意外と冷静だし、ひょっとして好きじゃなかったのか?」なんて思っていたし、普段の実家生活で一人になる時間がなかったこともあって、連絡が来なくなってから誰かに別れを伝えたり、泣いたりする事がほとんどできなかった。

友人たちが集まるめでたい席で「で、結婚は決まったの?」と言われて、いや実はね、と話し始めたら、お酒が入っていたから、つい、涙が止まらなくなってしまった。ここに書いたような事はほとんど泣きながら話してしまった。「今まで泣いてないでしょ?泣いたらいい」と話を必死で聞いてくれた。

人に伝えた事でようやく自分が別れたという事が納得できて、涙腺が緩んでしまった。こうしてこれを書いているときも少し泣いてしまっている。きっと、一人になるとちょっとした事で泣いてしまう。でも、私だってこう見えて本気だったのだ。おめでたい雰囲気をぶっこわすようにして、人前で泣いてしまうぐらいだし。

めでたい席なのに泣いてしまって本当に、お祝いする人、お祝いされる人の気を悪くしてしまったようで、本当に悪い事をしたなあと思う。

「笑っていなきゃだめだよ。泣いている人のところに幸せはやってこない」
「好きな事に集中していたら、認めてくれる人が現れるよ」
「結婚したからって幸せになれるわけじゃないよ」
色々な事を経験した人の言葉って深いなあ。

今は泣けてくるけれど、泣けてこなくなったら自分の思い通りにしよう。


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襖 [MAIL]