心底腹立たしい。 私が苦しんでいた間に一体何を考えていたんだろう。 自分の事しか考えていなかったんだろうか。 私にははっきりさせたい事なんてもうない。 せっかく、忘れかけていたところだったのに。
まだ夜も明けない時間に電話をよこした。 目が覚めてはいたが、携帯の登録を外していていたから、最初は誰からかわからなくて電話には出なかった。 何か身の危険があったのかと心配していたらしばらくしてメールをよこした。 会えない?と書いてあったので、会う理由を尋ねた。 はっきりさせたい、と先方は返事をよこした。 会う理由がない、私にはいまさら会う意味はない、と私は返した。
「少し考えたいから結論を待って」そう私に言って、普通に生活していて半年連絡しなかったのは、結論を迷っていたからではなくて、会いたいとも思わず、義理を尽くそうとも思わなかったから、としか考えられなかった。頭では理解していてもそういう風に思えるのに、少し時間がかかった。
先方はきっと先に進むため、今更(本当に、何を今更)すっきりしたくなったのだろう、私はそう解釈した。 私がこれ以上会う意思がないとわかったところで、先方から謝罪をいただいたが、本当に納得がいかない。 半年待たせた(大半は待ってなかったけど)ことの謝罪をまずして欲しかった。 自分の気持ちを表明するのはそれからではないのか? 謝ったら気が済んだのだろうか?(私の気は済んでいない)
私の中に暗い気持ちが充満してしまった。 私が苦しんだのと同じだけ、先方も苦しめばいいと思っている。
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