悪気があるなんて絶対に思いもしないけれど、でも、それでも、嫌なのだ。 理屈はわかるが、納得できない。
「いい人が見つかると良いね」この言葉が大嫌いだ。 何の気なしに言っているのだと思う。 私を気の毒に思っていてくれるのだと思う。 そう言うよりないというのもわかる。
でもこの言葉を聞いた途端、バラまきクイズ(アメリカ横断ウルトラクイズ)でハズレを引きあてたような落胆を味わうのだ。さんざん走りまくって、司会者に問題の封を切ってもらい、わくわくしながら中身を見たら「ハズレ」。そんな感じなのだ。
人の行為も素直に受けられないほど拗ねている。 でも人前で拗ねたらおしまいだ。
面の皮一枚でどうにか耐えている。
追記(1/25): 人の行為、は、人の厚意の間違いだけれど、「面の皮一枚」はあえてそう書いた。 首の皮一枚だと本当に死んでしまいそうだし、「面の皮」なら、心ではけっ、と思いつつもまあ一応表情を変えずに「ありがとね」と言えている状態だというのがわかるだろうか、と思ったのだ。
自分に幸せが降り注がないような気がしていて、人の幸せな話を聞くのは辛い。どうしても比べてしまうから。 独身子供なし彼氏無し、そんな人が歳をとり、拗ねていくのはこういう感じなんだろうと思う。なりたくないと思っていたものに近づきつつあり、それがまた嫌でしょうがない。
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