ふすまのおく
細々、ぼそぼそ書いてます。

2010年05月28日(金)

ふとネットで目にした文章で、小さい頃の自分を思い出した。

夕飯の話。
調理も焼くだけで、食べるにもそんなに難しいことはないから、
食卓には秋刀魚がのぼることが多かった。
秋刀魚はうちでは一人一匹食べられる事は珍しく、
頭のほう半分と尻尾のほう半分に分けて食べる事が大半だった。

母は「あんたたちはこっちを食べなさい」と、
子供たちに、食べやすくて面積が大きい多い尻尾のほうをよこした。
父は、母がそう言う前に尻尾のほうに先に手をつけ、怒られることもあった。
そんな風景を思い出した。

頭のついた魚の骨をとるのは未だに苦手だけれど、
でも、子供のほうにおいしいものを沢山分けてくれる母は、
なんだかんだ言いつつ、本当に優しかったのだと思った。
父は未だにそういう子供っぽいところがあるけれど、なぜか憎めない。

懐かしい。
ここのところ、家族のことを思い出しては、切なくなる。


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襖 [MAIL]