ふすまのおく
細々、ぼそぼそ書いてます。

2015年06月11日(木)

少し前にわずかな昼休みの時間に母と会った。

私が実家に忘れていたものを届けにきがてらドライブをしたらしいが、
私と話したのは母だけで、父もいたが父は車から出てこなかった。

あとで母が大きい車を運転していて大丈夫かと聞いたら、
父が車を運転していたと母は答え、
その場にいたじゃないか、とムッとした父の声が聞こえてきた。

母はいつもより優しく、あわただしくして帰って行った。
母からもらったおにぎりがとてもおいしくて、会社に戻る車で涙が少し出た。
食物をたくさんもらってとても嬉しかったが、帰宅が夜遅すぎて夕飯が入らない、
そんなこんなで全部食べきることができなかった。

そんなことで、もう帰りたい、もう無理だ、と思う。
心が安らぐところが、今の場所にはあまりない。
誰と接しても軽い話だけで、それが救いになることも多々あるが、
今は趣味(でも忙しくて通えない)が辛うじて今の場所にとどまる理由で、
それが忙しくてできないとなると、こんなつらい場所で何を楽しめと。

昼休みの短い時間に母と話したことや、姉と旅行に行って話したこと、
そんなことを考えていると今の場所にいる意味が分からなくなりつつある。

仕事をしている時の充実感はそのときの一瞬はそれでいいが、
それ以外の私に何が残っているのかがさっぱりわからない。


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襖 [MAIL]