衒学ファンタジア...tk

 

 

∧

ランプの灯し方 - 2004年06月22日(火)

世界の果ての
海からこぼれる所に
とある小さな島国がありました

その国は前まで、真っ暗で
小さなランプの明かりで
密やかに、しかし幸せに生活していたのですが

人々の頭がとても良かったのと
大変な物好きという性分から

今まで見たことの無いような
七色の光を作って、浴びるようになりました

七色の光は、常に新しい
彩られた恋愛模様や
夢のようなお話を用意して

人々の頭の中は七色の光で
すぐいっぱいになりました

…
ある日の事です

七色の光に少し戸惑いを感じた
一人の男が

久しぶりに
ランプに火を点けようと
マッチを擦ろうとしました

すると
マッチの棒はポキッと折れてしまいました

力を入れすぎたかな?と思い
もう一度、マッチを擦ろうとしました

しかし、男はもう
火の点け方を忘れてしまいました

たとえランプに火が点いたとしても
もうそれを、灯りだと分からなくなりました

そんな出来事が国中に起こり
もしかすると、七色の光のせいか?と
皆、思ったのですが

七色の光の、美しいお話を忘れられずに
人々は夢を見続けました



∨




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

mail shangri-la