2002年05月05日(日) |
自分を見つめなおす。 |
娘が発症していました。 当然看病疲れというものが存在しました。
そういう疲れがある時というのは、普段は考えない、考えられない事が ふっと頭をよぎるものなのかな。
「自分が痛みを感じていない時に、相手の事をどれだけ考えてやれるのか。」
そういう根本的な事について考える時間ができたのは 水疱瘡を立て続けに発症した子供達のおかげ。 大変だったけどあたしにとってはプラスに働いたのかな。
人のためだけにどれだけ生きていけるのか、って言うものを実感してみたり。 介護のために自分の時間を使っていらっしゃる方々が沢山いらっしゃいますが それは本当にすばらしい事だと、そう実感してみたり。
介護、介護、と騒がれる世の中に今あるけれど、 自分がその手を借りなければ生きていけなくなった時、 それを当たり前だと思わず、感謝して生きていけるような、そんな気持ちでありたい。
今後、手を貸す側に回った時、表面だけでなく心から相手を思いやり、 あたしの力を使わせて頂けるように頑張りたいな。
遠くない将来、どちらの立場も、きっといずれは自分にも訪れる事なのだから。
何をするにしても、自分ひとりではなく、それには対象となる人間が存在するのであって 自分一人だけの事を考えて生きていく限りは何をするにしてもうまく行かないのでしょう。
あたしのダンナサマは知らず知らずにその部分があたしよりも上回っている。 コチラが頼まなくても、気づいてくれる。 あたしのことを考えてくれる。
あたしは彼にそれができているのだろうか。彼は不満を感じては居ないだろうか。 あたしは・・・甘えすぎてやしないだろうか?
きっと甘えすぎているし、不満を感じさせているのだろうな。…ごめんなさい。
そして、頑張れ、娘。
弟君より少し症状がひどい君のために、あたしは精一杯頑張ろうと思うよ。
大人が感染したら入院するほどの病気に小さい身体で痒みと発熱に耐えてる。
あたしのそばに居るだけで安心して眠れる君のために、いくらでも添い寝してあげるよ。
でもね、あたしにも少し安らぐ時間を下さい。
じゃないと立っていられなくなるよ・・・。
弱いあたしを許して。ごめんね。
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