たぁちゃん日記。
さな



 祖母の教え…

法事で実家に戻ってました。
けど、祖母を連れてはいけないとの事で
私はまた留守番です。

妹2が不思議そうに
「行かないの?」と聞いていました。

父の思う所と母の思う所は
必ずしも一致してはいないけど
結果は一致していて
それで私は留守番なんだよ。



午前10時から午後3時まで留守番。

その後、たぁは伯母夫婦に可愛がってもらってました。
自分たちの孫がだいぶ大きくなってしまったせいもあるのでしょう。

もしかしたら、後で悔やむ事の無いように、なのかな?
と思ってしまうのは伯父と叔父が仲たがいしたまま
義弟である叔父が先に行ってしまったせい。

それはさておき
産まれるまでのいきさつはおいといて
可愛いものを可愛いと思ううちに
可愛がってくれています。


ま、伯父は子供好きでもあるので
後悔した事が原因で
余計に可愛がってる、訳でもなさそうだけど。

たぁに食べさせてる横に陣取った伯父は
「お前そっくりだなー」と言っていました。
私そっくりで可愛いでしょ?ホホホ…


帰ってきた父は肩の荷が下りたという感じで
機嫌がよく見えました。
法事を終えて親戚が実家に寄っているのに
私とたぁを隠そうとはしませんでした。

それどころか、みんなで飲んでいる所へ
たぁを連れて行きそうな勢いすらありました。


私はと言うと、父の従兄弟の奥さんに
「さなちゃん久しぶり。ほっそりしたわね」
と言うとってつけた挨拶の後
「…この子は誰の子なの?」と聞かれたりしていました。

誰の子って…あたしは人の子見るために法事も蹴るんかい。


大概の親戚が暗黙の了解で受け入れてる中
彼女の質問は新鮮と言うか…
ゴシップを拾おうとしている感があって
正直、いやらしい感じがしました。


他にも同じような事を聞いてきた人もいるけど
その人は本当に誰の子なのかわかってなかったみたいで。
「私の子」と答えたら目を丸くして絶句してました。



それから。

家族が、身内がなくなった事による悲しみを
家族、身内が増えた事の喜びに
今、少しづつ置き換えていっているのかもしれない。

たぁの背負った役目は重くはないけど重要だ。
ふと、そんな事を考えたりもしました。



私の中では叔父が亡くなったことがまだ現実になっていません。

今日のために用意した味の素セットを頂いて帰ってきたのに。
葬儀の際に頂いた缶詰を1つ2つのつもりで
5〜6個頂いて帰ってきたと言うのに。
更にそこにあったメロンの缶詰もしっかり味見してきたと言うのに。
※缶詰のメロンは、なにやらとても素敵な味がしました…。
祭壇にささげられた大量のバナナも頂いてきたと言うのに。

叔父は何処へ行ってしまったのやら。
…という感じです。
多分このまま時が過ぎていきそうです。



我侭を言ってもいいのなら
叔父には5年先、10年先にいって欲しかった。

たぁがもう少し大きくなって
今よりもっといろんな事に目を向けるようになった頃に。



父の祖母が、孫である父に対して唯一言っていた事がある。


何も出来なくてもいいから何か一つ覚えて帰って来い


私にはただの激甘の曾祖母だったのだけど
とてもしっかりした女性だったようで。
冠婚葬祭、様々な行事に父を行かせて
そこで学んできなさいと教えていたようだ。


私も、そうやってたぁに学んでいって欲しいと思う。


言葉だけでは教えきれない事や
変な言い方だけど、現場でしかわからない事
そこでしか学べない事はたくさんある。


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大人が飲んでる横でたぁもしゅうも
私の従兄弟や従兄弟の子達に遊んでもらっていた。

年回りの近い子は男の子が多いのだが
最年少のたぁはきっと強くなるだろう…。
毎週、しゅうにやられてるしなぁ。笑



毎度の事だけどダラダラ長文読んでくれてありがとう。
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2002年09月29日(日)
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